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一昨日のヒーロー(武田英寿)

2024-06-24 21:22:18 | 浦和レッズ
一昨日、九分九厘負けだった試合を2得点で引き分けに持ち込んだ、写真の浦和MF武田英寿について書きます。セリエAで活躍した中田英寿さんと1文字違いですが、武田の父親が中田英寿のファンだったことでこの名前をつけました。武田が生まれた頃は中田英寿がローマでスクデット(優勝)を取った頃で、そういう選手になって欲しいと期待してつけたのでしょう。

武田の名前を意識したのは青森山田高校時代の活躍です。2年生からレギュラーで、2年生、3年生と2年連続で高校選手権の決勝戦でプレーしました。4-4-2だった当時の青森山田高校では左MFだったような記憶です。上手い選手というのは伝わってきましたが、プロで戦うには多少線が細いところがあり、完成には多少時間がかかるかもしれないと感じていました。

プロ入りは高卒後、浦和でした。当時の浦和は大槻監督が率いており、この将来有望なMFをリーグ終盤戦でトップ下に抜擢した試合もありました。しかし、当時の浦和は優勝した川崎からは遠く離された下位で、湘南戦で0-0の引き分けだった試合では武田の運動量を守備で使わされる苦しい展開を強いられました。このままでは浦和にいても出番が少ないと判断され、その翌年に育成型期限付き移籍で当時J2の琉球に移籍することになります。

育成型期限付き移籍は、一見選手を育ててもらえるように錯覚しがちですが、この移籍先で試合に出場できなければ浦和から契約を切られるシビアな機会でもあります。武田は琉球でも活躍した様子で、プロ初ゴールは琉球時代の北九州戦でした。その後、大宮(当時J2)、水戸(J2)と渡り歩き、水戸では押しも押されぬ主力選手となって、成長して浦和に戻ってきました。

今季の浦和では出場機会は少なかったですが、出場したときは左足の高いテクニックを見せていました。一昨日の試合では、ヘグモ監督はたとえ岩尾が足をつらなくても交代させるつもりで準備していました。その結果が2ゴールでした。タイプ的には香川真司で、良い位置に入り込んで身体接触を避けながら高いテクニックを発揮するMFのように、先日のプレーでは見えました。

この活躍で、2,3試合ほどスタメンの機会が与えられるでしょう。大事なのはそれからです。ここで結果を出してポジションを奪えば、今季47番の背番号を一気にレギュラーナンバーまで格上げできるでしょう。それができるか、浦和サポとしては楽しみに見守っていければと思います。

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