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アップルパンチ(外崎修汰)

2023-09-01 20:57:30 | 他スポーツ
今日の西武ライオンズは、写真の外崎修汰選手の先制2点タイムリーを足掛かりに相手先発石川を攻略し、6-0とソフトバンクに勝利しました。今日のネタはヒーローの外崎です。今季は最下位に低迷しているライオンズはなかなかメンバーを固定できない苦しいチーム状態ですが、二塁手の外崎はほとんど試合に出続けており、松井稼頭央監督の信頼を得ています。

外崎は青森県弘前市の出身で、地元の弘前実業から富士大に進み、ライオンズにはドラフト3位で入団しています。実家がリンゴ農家というのは、ファンには広く知られており、そのパワフルな打撃をファンは「アップルパンチ」と呼びます。外崎はもともとは中島(現巨人)がFAで抜けた遊撃手の候補の一人でしたが、辻監督がその打撃を評価して、右翼手で出番を与えたことがレギュラー定着のきっかけになりました。

当時の外崎は、スタメンで右翼手で出ながら、試合の途中で中村剛也の守備固めで三塁手に回っても守備がこなせる便利さで重宝されます。打撃については当時の辻監督が我慢して使った印象もありましたが、それでも2割7分は安定して打てて、本塁打も最高で26本も放っています。その外崎の便利さが生きたのが、正二塁手だった浅村(現楽天)がFAで抜けたときの対応でした。

外崎は二塁手と右翼手の両方で出られる準備をキャンプからこなしており、その結果二塁手の山野辺と右翼手の木村がポジション争いをするという、チームにとっては良い循環を生みました。結果的には外崎は二塁手に定着することになり、遊撃手が名手の源田なので、この両者のコンビプレーがライオンズを救った場面も多く見られました。

昨年オフ、FAになった外崎の動向は注目されていました。もっとも、その年の成績が打率2割1分と良くなかったことで、本人的にもFAは無理と感じていたかもしれません。ライオンズと4年契約を結んで残留することになったので、次にFAになるときは34歳ということで、生涯ライオンズに近い状況でしょう。チームでは副キャプテンでもあります。

今後は、源田と二人でライオンズを引っ張る役割が期待されます。故障でもない限りこの二人はほぼ出続けるので、若手の良い手本になって欲しいです。まだ、外野手の3つのポジションは固定した選手がいない状況が続きますが、これから松井稼頭央監督の「走魂」野球ができるように、チームトップの盗塁数を誇る走塁面でも外崎の影響は大きいでしょう。

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