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選手監督両方の優勝(ディディエ・デシャン)

2018-07-18 22:31:45 | ワールドサッカー
今日は残業で、名古屋戦の映像は最後の30分しか見ていないので、観戦記は後日に回し、穴埋めネタとしてロシアW杯で選手監督両方の優勝を達成したディディエ・デシャン氏の思い出を書きます。デシャンは1993年、マルセイユで欧州CL優勝を果たしますが、その優勝は八百長事件で剥奪され、イタリアのユベントスに移籍してきます。

当時のユベントスはリッピ監督(現中国代表監督)が率いていました。当時のリッピサッカーは、それまでの華麗なスタイルを改め、徹底的に走るサッカーで黄金時代を築いていました。デシャンも、ボランチとしてリッピサッカーを理解し、後にユベントスにやってきた母国の後輩ジダンがチームに馴染みやすいように配慮を見せました。

選手としてのW杯優勝は、1998年フランス大会でした。当時のフランスは、1994年アメリカW杯の出場権を逃していたこともあって前評判は高くありませんでしたが、キャプテンだったデシャンに牽引され、この大会でジダンがワールドクラスにのし上がるなど新しい力が現れて、決勝ではブラジル代表を破って優勝を果たします。

デシャンはW杯の後は、ユベントスからチェルシーに移籍しますが、ここでレギュラーでプレーできず選手としての評価を落とし、2001年のバレンシアを最後に現役を引退します。引退後はフランスリーグのモナコで監督になり、2003年の欧州CLで小さなクラブのモナコを決勝まで導き、監督としての名声を高めます。

フランス代表監督は、今年で6年目と長期政権です。今回の代表も、レアル所属のエースストライカーだったベンゼマを外すという、思い切った世代交代をしています。その後釜に座ったのは、もう皆様おなじみのエムバッペです。また、課題の両SBにもパバール、エルナンデスと全試合起用できるほどの戦力を発掘しました。

今回のチームでは、決してエムバッペ一人に頼ったチームを作っていないことを評価しています。エムバッペはあくまでオプションの一つで、リードしてカウンターを狙うための武器で、ジルーやグリーズマンからでも点が取れるチームを作っています。そうやってオプションを増やしていたことが、フランスの優勝につながったと思います。

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