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鹿島戦マニアック分析

2024-06-23 17:23:06 | 浦和レッズ
後半の頭、ヘグモ監督は動き、大久保out大畑inの交代を打ちました。そのまま4-3-3なら、大畑が左SB、左SBの渡邉凌磨が左FWでしょう。しかし、ヘグモ監督は、岩尾、伊藤敦樹のダブルボランチに右MFソルバッケン、左MF渡邉凌磨、トップ下に安居という4-2-3-1に布陣を変更してきました。結果的にこれが当たりました。鹿島の2トップが前から圧力をかけても、ボランチが2枚いればパスコースを確保することができるからです。

もちろん、リスクもあります。それは右MFのソルバッケンが守りに回ると弱いのではという懸念でした。浦和は逆に、ソルバッケンのサイドは攻めに使うと割り切っており、右SB石原、ボランチの伊藤敦樹、ソルバッケンで連携して縦に速いサッカーを狙ってきました。この攻めが効いて、後半の数分間、何本も続けてCKを取った場面もありました。

もちろん、交代枠が5人ある以上、攻める選手は可能な限り入れ替えた方が攻撃は機能します。ソルバッケンとチアゴ・サンタナを下げて、前田直輝とリンセンを投入してきました。圧力を強めた浦和に対し、鹿島サイドは時間を使って2点リードを守り切る考えだったようで、のらりくらりと自陣でボールを回しながら時間を使う老獪な戦い方を見せます。

その戦い方は間違ってはいません。しかし、浦和にとっては鹿島が無理に追加点を狙わなかったことは結果的に助かったことになります。もちろん、2点ビハインドはそう簡単には追いつけない点差でしたが、足をつった岩尾に代わって左MFに途中投入された武田がこのゲームを動かします。伊藤敦樹が右サイドをドリブルで仕掛けたプレーから、マイナスのクロスを武田が合わせて1点差に追い上げるゴールになります。

こうなってくると、ホームのサポーターの声援も受けた浦和が攻めて、鹿島は苦しみながら1点差を守り切る攻防になります。ファーストタッチでゴールだった武田はこの日は乗っており、自陣左サイドからの直接FKのキッカーを任されます。誰もが、ゴール前にいる浦和の選手の頭に合わせるゴールを予想した場面で、相手GK早川もそう考えていたようです。

しかし、左足では直接ゴールは狙いにくいはずという読みを見事武田が覆してくれました。武田が狙った直接シュートは、GK早川の予想になかったようで、直接ゴールとなり浦和はこのほぼ負けだった試合を引き分けに持ち込みました。武田はボールが持てる特徴も出せており、点を取るだけでないところも見せており、次節以降は是非ともスタメンで起用して欲しいものです。






































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