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李忠成の記憶

2018-12-09 13:47:26 | 浦和レッズ
今日は埼玉スタジアムに行くので、天皇杯決勝の試合レポートの即日更新は難しいので、穴埋めネタを用意して出かけます。出遅れましたが、FC東京戦で2得点のヒーロー、李忠成選手を取り上げます。李は在日韓国人の四世で、実家は焼き肉店です。プロとしてのキャリアはFC東京で始めましたが、開花したのは移籍した柏時代です。

当時の柏は、動かないトップ下のフランサの穴を埋める、動ける選手が必要なチーム事情でした。FWの位置で動いて、点を取れるようになった李は、この頃に五輪代表入りを狙って日本に帰化し、名前の読み方を「イ・チュンソン」から「り・ただなり」に改めています。もともと、日本育ちで子供の頃からJリーグ好きだった彼にとって、帰化にためらいはなかったでしょう。

李を重用した柏の石崎監督退任後は、広島で再度ブレイクを果たします。当時の広島の監督はミシャで、1トップは佐藤寿人で固定されていました。李はシャドーのポジションを争っていましたが、2010年に佐藤寿人が重傷でリーグ後半戦を離脱したチャンスがありました。このときに、代役の1トップで起用されたのが李でした。李は後半戦だけで11ゴールの活躍で、日本代表にも選ばれてアジアカップの豪州戦で決勝ゴールの活躍を見せました。

その後、当時イングランド2部のサウサンプトンでプレーしますが、練習中に味方選手に足を踏まれて骨折するという不運でほとんど出場できず、ミシャの誘いで浦和にやってきます。浦和での李はシャドーが主な出番でした。当時は毎年のようにACLに出場するために選手層を厚くする必要があった時期で、動ける李は守備もサポートする動きで浦和を支えました。

印象的なプレーは、2016年ルヴァン杯決勝での同点ゴールです。途中出場だった李が、CKから頭で合わせて延長戦に持ち込み、PK戦でG大阪に勝ってミシャにタイトルをもたらしました。もちろん、今日そういうプレーを見せてくれる可能性もあります。今年は柏木のCKの精度が高いので、途中出場からファーストタッチで李が決めてくれれば嬉しいです。

タイトル戦の決勝まで浦和を見に行けることに感謝して、これからの時間を楽しく過ごせればと思います。
コメント
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