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蓄積疲労?(9/10大宮対浦和)

2006-09-11 20:51:03 | 浦和レッズ
昨日の埼玉ダービーは、内容では大宮に負けていました。浦和は鈴木啓太と小野伸二が出場停止なので、中盤の再編成は不可欠でした。ギドの取った策は、達也温存でワシントンの1トップに、永井、山田をトップ下に並べるものでした。これは5/21のナビスコ杯横浜戦で、うまくカウンターをはめて勝ったときの布陣です。

ただ、大宮は慎重に守りを固めてくるチームで、なかなかカウンターは掛けにくい相手です。そのため、前半の浦和はワシントンを狙ったロングボールが目につきました。ロングボールなら、大宮はトニーニョというヘディングの名手がいます。浦和のボール支配率こそ高いものの、蹴って跳ね返される展開ではなかなかチャンスになりません。

山田、永井はパサーではないので、浦和が中央から組み立てるとすれば、長谷部のドリブルが頼りになります。しかし、受けた選手が持ち過ぎたりで、なかなかゴール前に行きません。大宮が少ないチャンスを確実にシュートに結び付けているのと比べると、消化不良の内容です。

前半終了間際に酒井のシュートを大宮GK荒谷がキャッチできなかったミスをワシントンが拾って先制しましたが、リードしているのが不思議な展開でした。こういう展開なら、ギドがベンチワークを見せて、選手を助けて欲しいところでしたが、この日はギドにもミスがありました。

まず、途中出場のポンテが、試合に出られるコンディションではなかったことです。ポンテはボールを一旦落ち着かせ、パスでチャンスを作ることを期待されていると思うのですが、キープができません。浦和の攻撃は形にならず、大宮にサイドからのクロスを次々浴びました。

ギドはもう一つミスをしました。守勢の展開で苦しくなって内舘を入れるのはわかりますが、代わりに下げたのがワシントンというのはわかりません。ワシントンが前線にいれば、大宮DFは2枚付かざるを得ません。しかし、ワシントンを下げて永井の1トップにしたことで、大宮DFは永井なら一人でマークできると判断して、前に出てきました。

その結果、後半はかなり押し込まれる展開になり、坪井や堀之内の活躍がなければ同点ゴールを入れられていたでしょう。この日はDFの頑張りと、大宮の決定力不足で何とか勝つことができましたが、チョ・ジェジンのいる好調清水あたりが相手だとこの日の内容では勝てません。

小野伸二が復帰して、中央から崩すサッカーを取り戻せるか、蓄積疲労の代表組はベストコンディションに戻るか、次節の広島戦は後半戦のターニングポイントになるような一戦かもしれません。
コメント (2)
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