観光の為に綺麗に整備されていました。
根を人が踏まないようにも工夫されていて、良い環境にはなっています。
どれだけ大きいか分かりますよね~!
ですが、上部の大きな枝が沢山、枯れていて切断跡があります。
どうして、枯れてしまうのか・・?このことを疑問と思わない人ばかりなのでしょうか?
せっかく観光協会まであるのであれば、ちゃんと管理してもらいたいですね。
どうして、枯れていくのか?・・木は、枝を伸ばしているところまで、根も伸びています。この写真を見ても枝が伸びている真下は、踏み固めて砂利が敷き詰めてあります。この状態では、根が伸びていかれない。根が伸びれないから、成長ができない。
この状態で何年も放置しているといずれ弱り、枯れていってしまいます。
鉢で育てた植物が大きく成長し、根が伸ばせなくなり幹、枝が大きくなって、栄養も水もその成長した分が、根から吸収できなくなると、木は自ら守るべく、枝を枯らします。さらにそのままにしておくと、最後は枯れ果ててしまいます。
盆栽をしている人は、そのようなことを体験したことがあると思います。
この現象と同じですね。
国指定天然記念物であることと、子供の頃に遊んでもらった木だからこそ、守って行きたいと思います。そして、孫末代まで、この姿を残してあげたい。そう思います。
現状の鉢周りは、この木にとって小さいので、あと6mほど更に大きくしてあげないといけないですね~。
成長と同時に大きくしてあげる必要があります。
木に触れて、「根をもっと伸ばしたい!」そして、「久しぶりに来たな~ 元気か、生き苦しいからなんとかしてくれないか?」といっているようにも感じました。
もう一つ感じたのは、葉の色を見ると炭素、カルシウム、イオウが不足しているようです。栄養バランスも整えなければね。
山で出来上がる腐植、陽イオン交換膜の土になっていません。枯葉を綺麗に掃除して、根に返していないのでしょうね。このことも弱る原因になります。
次回、鹿児島に行く際は、この樹木の管理者と話し合いをしたいものです。