流れゆく雲に

風に季節を聞きながら、日々の出来事をつづります。

音空間PLUS Vol.27 @ ろくさろん

2018-06-11 13:15:24 | 音楽

6月10日、奈良市のカフェろくさろんで開催された「音空間PLUS Vol.27」に行った。

「音空間PLUS」とは、ざっくり言うと、「音空間プロジェクト」が開催するミニコンサートとお茶会。

じゃ、「音空間プロジェクト」とは、ピアニスト西島麻子氏がプロデュース制作するコンサート。1991年より様々な楽器の演奏者たちとコンサート活動を続けている。

彼女は和歌山市出身。私が和歌山市に居た頃コンサートを聴きに行ったのがきっかけで今も時々聴きに出かける。

今回は、ヴァイオリニストの杉江洋子氏とのコラボレーション。

チェコとスロバキアの作曲家たちと題して、スメタナとベッラ。

スメタナは聞いたことがあるけれどベッラは知らなかった。検索してみるとヒット数が少ない。

あまり紹介されていないようだ。東京とこの奈良と、日本で演奏されるのは2回目かも、との話だった。

西島麻子さんはスロバキア人と交流がある。

1970年大阪万博の年、西島麻子さんのおばあさまがチェコスロバキア館のレストランでアルバイトをすることになった。中欧の予備知識もなくほとんど言葉の通じないまま働くうちに調理師ペテル氏と親しくなった。博覧会は終了し、彼らは帰国。そして、十年後ペテル氏は六本木のチェコスロバキア料理店の料理人として再来日。おばさまと感動的な再会。その後ペテル氏が帰国した後も交流は続く。1984年すでに70代半ばだったおばあさまは中学生の孫の麻子さんを伴って東部スロバキアのプレシヨウの旅に出る。時は流れ、おばあさまもペテル氏も亡くなった。しかし、今も一族とのおつきあいは子供や孫の代に引き継がれいているという。

今では、インターネットを使ってリアルタイムでペテル氏の子供や孫と英語でやり取りできる。便利ではある、しかし1984年、短い時間でも、直接会える方が、より多くの感情を共有できた。この貴重なつながりに感謝し、これからも息の長い交流を続けられたらと願う。

「音空間PLUS Vol27」冊子を参照

エキセントリックなヴァイオリンの調べ、リズミカルなピアノとの調和、行ったことのないチェコやスロバキアを少し体感できた。ヴァイオリンの杉江氏は汗を滴らせての気迫の演奏だった。この日の奈良は、雨は降っていなかったが風は強く湿度が高かった。始まる直前までピアノの調律をしていたのが印象に残っている。

演奏の後は、ケーキの時間。

レアチーズケーキを選択。おいしかった。(^^)/

 

緑いっぱいのろくさろんを後にした。

帰り道は、行きとは違う道を選んだ。

タイザンボクが咲いているのに出くわした。いつもは高い位置に咲いているので中々うまく写らない。

こんな間近で撮れて見られてラッキーだった。

 この道、行きには通らなかった。バス、来るのかな。ちょっと心配。

だって、降りたバス停は「破石町(わりいしちょう)」だった。このバス停は「高畑町」となっている。

バス停一つ先まで歩いていた。なんとかバスには乗れた。先に料金を払うシステム。これ便利。

途中、まさかこんなに鹿がバスから見えると思わなかったのでカメラをしまっていた。

取り出したらバスが走り出した。撮れなかった。(>_<)

 

無事に近鉄奈良駅に着いた。今度はいつ来るかな?


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