7月30日宙組公演「エリザベート」を観劇した。
宝塚歌劇にとってもファン(宝塚及びミュージカル)にとっても、「エリザベート」は特別な気がする。
他の公演と比べて、まずチケットがとれない。
そんなにも「エリザベート」が好きな理由はなんだろう。
最後にトート(死)とエリザベートは結ばれる、つまりは死んでしまう。
だから一般的なハッピーエンドではない。悲恋ものと言ってもいいかもしれない。
もちろん、大ヒットの「ベルサイユのばら」もフランス革命に翻弄されて主役たちは死んでしまう。
史実を元にしているだけに極端にストーリーは変わらない。多少舞台の見せ方や衣装は違うだろうけど。
オスカルは夢半ばで無念にも倒れてしまう。アンドレもマリーアントワネットも。
エリザベートは?
エリザベートは夫フランツを愛していたのに、トート(死)に魅入られてしまったのか。
トートの思いをルキーニが叶える。
もう少し、考えてみようと思う「エリザベート」だった。
ビジュアルを楽しむのいい。歌唱に聞き惚れるのもいい。華麗なダンスに見惚れるのもいい。
楽しんだり考えたり、わくわくドキドキするのが醍醐味だろう。
今回のトート(朝夏まなと)の髪は紫(宙組カラー)交じりの黒髪だ。↑
2014年の花組トート(明日海りお)は銀髪だった。
ハプスブルク家