流れゆく雲に

風に季節を聞きながら、日々の出来事をつづります。

ツバクロ星 を探して (宝塚歌劇雪組公演 「星逢一夜/ラ エスメラルダ」)

2015-08-10 23:12:43 | 舞台

ツバクロ星ってどんな星だろう。紀之介が見たかったのはどんな星なんだろう。

ツバクロとは燕(ツバメ)のこと。山の低い位置に見える星。

櫓に登ってやっと見えた星。

 

「星逢一夜/ラ エスメラルダ」解説は→こちら

2回目の観劇です。

ネタバレ大いにありますこと了解のうえでお読みください。

 

一度見ているからストーリーはわかっています。結末も知っています。

けれど泣けて来るのです。

紀之介、源太、泉は心根のやさしい子供たち。

村の子供たちも仲良しです。でも、弱小の三日月藩。

田んぼの水を隣の藩に盗まれたりもします。

 

月日は過ぎて子供たちは大人になり立場が明確になるのです。

紀之介は側室の子で次男とはいえ殿様の子供。源太と泉は村の農民。

 

長男が亡くなり、跡取りとして江戸に行った晴興(紀之介)。

吉宗公に目をかけられて晴興は出世して行きます。

 

一揆を鎮めるために晴興は三日月藩へ。

三人が幸せになる方法はなかったのか、ストーリーを変えてみようとして私は気づいた。

私は現代に生きているということを。

これは芝居ではなくこの時代に実際に起こったことかもしれない。(史実は違っても)

その様子を影から私は見せてもらっているのだ。何も口出ししてはいけない。

源太が殿様と一騎打ちをして勝てるわけがない。(わかっているそんなこと源太も晴興も)

最後は幸せになれなかったけれど、みんなには幸せな時は間違いなくあった。

ラスト、ホリゾントにぽつりぽつりと光が増えていく。あれは天の川だろうか。

どの人物にも感情移入してしまい、涙腺が緩みます。

切ないお話です。

 

しっとりした日本物の後は熱烈にはじけます。

ショーは「ラ エスメラルダ」

なつかしい歌が聞けました。「エメラルドの伝説」GSの歌。

キラキラの衣装、好きです。外も暑いけどここも熱い。

雪組 サイコ― 素敵なひと時をありがとう!!

 

 

宝塚ホテルへ行きました。

ここにもトップスターの写真。

 

宝塚歌劇の殿堂も行きました。