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免許更新

2021-07-08 11:35:24 | Weblog
年は取りたくないもんだと皆さんも感じているかもしれないが、恥を忍んで私の経験を申し上げます。
先日、免許の更新の予備テストを自動車学校で受けてきた。以前受けた時は何とも感じなかった記憶に関して、今回は覚えが悪く何一つとっても満足では
無かったので私の経験を披露いたします。
まず老齢者が約12,3人集められた自動車学校の教室で名前やら日時やらを答案用紙に書くのだが、そこでまず一つ目の間違いを起こした。
日時を書くのであるが西暦でも元号でも良いのだが、頭から西暦と思っていたので2000年までは理解していたのだが21年が出てこず、なんと13年と
つまり2013年と書いてしまったのだ。事前に令和3年と書いてとも思ったが仕事上の慣れで令和3年が頭に在り3という数字が化けてしまった。

その後のキムスゲーム(kim's Game)という16点の品物を4点ずつ表示され、通常4枚なのだが今回は3枚12種の品物を覚えて書くのだが
すっかり覚えられず5~6種類しか書けなかった。緊張感もあったのか多分そのグループでは最低の点数であったと思えるほどだった。
つまり免許を持つには失格者という事ではないかと思えたのだ。しかしながら先日次のステップに案内が来た。49点であった。

負け惜しみでいうのだが、年寄りの記憶力のテストで免許というのは疑問が残る。実は私はこのキムスゲームを子供の頃から
知っていたし、前にも書いたボーイスカウト(BS)の進級試験にもこれがあったのだ。BSの初級試験(初級から2級、1級ある)に
このKim'Gameというのがあったのだ。本来は班で数人でやるゲームで記憶力を養うための遊びからBSが取り入れたものだ。
BSの創始者であるBP(ベーデン、パウウェル卿)がボーア戦争の時、伝令に敵情視察の報告に用いたものだ。この戦争からBPが帰国後
少年たちを集めてBoy Scoutを創設したのだ。(ちなみにkimという少年を斥候に使ったのでこの名がついたといわれる)

年寄りの免許更新にこのゲームを取り入れたのは恐らくどこかの大学の先生かBS関係者かもしれないが、年寄りには記憶力より標識認識や判断力
の瞬発性をテストした方が良いのではないかと思えるのだ。低得点であったがための悔し紛れには違いないが、多様化している現代に
1800年代のボーア戦争の名残を使うのは如何なものかと思うのだ。次回は3時間の講義と実技が待っている。



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