葉山の海と森

葉山町の自然と日々の暮らしのスケッチ

論理の破綻

2008-04-19 14:55:05 | Weblog
この所のニュースを聞くたびに、どうして日本は論理の破綻をし始めたのか、疑問でならない。
政治で言えばねじれ国会を初めとする与野党の時間を費やすだけの無駄、社会で言えば年寄りいじめの保険料問題、教育はお題目だけの建前論、スポーツは野球中継だけが相変わらずまかり通り、テレビをつければ売れない安いお笑いのバカ騒ぎばかりでこれはきっと政府の愚民化政策に違いないと思うのはうがちすぎですか?何で物事をを考えて行動するという事を何故しなくなったのか?
日本の社会に余裕が無くなった事はこれらの事でよく分かると思いませんか?
どうすれば変われるか、あるいは戻れるか考える時期に来てると思います。

今葉山で起きていることは日本の縮図であり、これから次の世代に引き継ぐためには我々が自戒を込めて、論理の構築をしなければこの町は間違いなく破綻に追い込まれます。
所謂、ボス政治が終わり新しい首長(しゅちょう、よく政治家が『くびちょう』というが間違っていると思うので『しゅちょう』と呼びます)になり開発か環境保護かという選択を迫られているこの時期に一つの結論が出ようとしています。
(これだけでなくあらゆる問題が起こっていますが)
私の住んでいる隣地の開発が行われ、もしかすると約千坪の土地にある樹齢百年前後の木が全て伐採され、造成されようとしています。この土地が長い年月をかけて育てた木々が一瞬のうちに切り倒されるという事を想像しただけで、この身が切られるような思いです。

法律というのはなるほど両刃の刃とはよく言ったものです。開発側と環境保護派とでは条例の読み方が全く違い、非常にあいまいな言い回しで、その裁量は行政が握っています。その行政の長が変わったわけですから、まちづくり条例を忠実に守ってもらいたいものです。

二日前に名古屋高裁で航空自衛隊のイラク派遣は憲法違反という判決が出ましたが、歴史的には画期的な判決でも政府のコメントでは屁でもなく、『粛々とイラクで活動する』という一体これは何ということかと不思議でならない。もし我々が罪を犯して裁判になったら法律に照らして有罪なら、罪に服すのが当たり前ではないですか。
これって究極のシカトってやつですね。

社会経験の豊かな老齢人口が増えているわけですから、現役時代に戻って脳の活性化のためにも論理の再構築をやりましょう。老人が活力ある葉山を構築すれば必ず再生復活は果たされると思います。

前回書いた二酸化炭素の計算式を是非家庭内にて試算ください。




























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環境カフェ

2008-04-06 17:54:14 | Weblog
3月23日の日曜日に葉山において、色々な環境問題、政策課題に携わっている方たちの横の連絡会が初めてありました。海の問題、ごみ問題、小川の魚保護、山の保全色々なテーマで夫々が紹介しあう、有意義な会合でした。良いことは黙ってやっていれば良いと言う事ではなく、夫々が葉山に対して思っているという心情が同じであれば、共同してやった方が能率も良くなるだろうし、町に対して政策提案も出来ると思うので、多くの方たちの参加が望まれます。

さて自分は何をやろうかと思うとすぐには出てこなかったのですが、考えた末自分の知識やノウハウを次世代の人達に伝えていくのが無理なく、苦も無く、気持ちよく長く活動が出来るという事で、前回書いた山の保全をすることが、川や海を守ることになるのでその事をこれから仲間を募って、牛歩ながらもやって行きたいと思います・

また別な観点から一つ提案です。昔ある大手企業の研究所と共同で開発したプラスチックの再利用に関しての資料が出てきたので、簡単に説明します。
普通プラスチックというのはごみとして捨てるか、燃やすか、再生させるかですがプラスチックにも実はランクがあるのです。
今分かりやすく説明すると、PETボトルの飲料が大量に出回っていますが、これは大変な宝の山なのです、ですから捨てるときは本体とキャップとラベルは別々にしましょう。本体はPETで単価も高く、キャップとラベルはPP/PS(ポリプロピレンやポリスチレン)などで安い材料です。
PETは子供でも選別できるから良いのですが、他の材料は専門家でも中々分かりませんので、町は方法を提示すべきです。

プラスチックは石油で出来ていますが、色々な添加物を加えているので元は石油でも分子構造が違って、燃えやすいものと燃えにくいものがあります。つまり高発熱のものと低発熱のものがあるのです。高発熱のものは再資源化すれば高炉の燃料になるし低発熱のものは道路材や建築材料にもなるので、厳密に仕分けをするシステムを考えなければならないと思います。この方法は現に商品化されていますので町独自でシステム構築すれば財政的にも豊かになるはずです。

もう一つの提案はCo2の発生を自分の家庭でいつも算出して危機意識を持つ事です。
これは簡単に計算できます。
計算式は以下によります。
   
  Co2排出量:Kg-Co2 原単位 0.422Kg-Co2/Kwh(産業技術総合研究所計算値)

この数値に各家庭の東京電力から来た計算書を当てはめると各家庭がどれほどのCo2を発生させているかがわかります。(ご使用量の欄の数字)

  参考までに我が家の3月のデータを如何に記します。
     462Kwh×0.422Kg-Co2=194.964Kg-Co2

私の家は3月に194Kgの二酸化炭素を排出いたしました。ガスとか他のエネルギーもあるので全てではありませんが、参考までに計算なさってください。
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