葉山の海と森

葉山町の自然と日々の暮らしのスケッチ

国葬とは?

2022-08-26 14:43:26 | Weblog
暑い夏もそろそろ終末を迎えてきたこの頃、先ごろの選挙中に襲われた安倍元首相の国葬問題が表面化してきた。
この世からあの世への旅立ちというのはどんな形にせよ悲しいものだと思うが、家族のみならず友人や仕事仲間は
同じ気持ちだと思う。ところが今回の件はじっくり考える必要があるのではないか。

まず第一に国葬の定義が無い。天皇の葬儀は大喪の礼として皇室典範に載っているらしいが、政治家のそれは何も
規定が無いらしい。唯一吉田茂氏の葬儀があって、私もテレビ中継で見たことがあった。当時は吉田氏の門下生だった
佐藤栄作氏が総理大臣だったこともあり、恩師の葬儀を国葬として行ったと、つまり私恩を国葬として恩義を返したと
非難もされて居た。確かに戦後の復興の立役者であり、日本独立の指導者であったことは認めているのだ。

翻って、安倍氏の方はどうだ、ただ長くやったという実績で、あるいは主要派閥のオーナーというだけで、亡くなってすぐに
国葬という話になったのか?不透明な経緯が永田町を覆っている。人間だれしもマイナス部分があるのは当たり前だが、
彼の場合、あまりにもやりたい放題、お友達内閣と揶揄される、しかも簡単には行かれない「桜を見る会」という集まりに
誰かれともなく招待しているのだ。そのほか報道されている事等を見て、どう見ても刑務所行きもあるようなボーダーの
事柄ばかりなのだ。

今の日本が置かれている現状をよく考えましょうよ。今までの総理大臣より岸田さんは多少良いと思っていたのに幻滅が始まった。
世界で一番状況の悪いコロナ、ソビエトのウクライナ侵略、景気の失速、教育の不毛、人心の乱れによるニセ宗教、諸々の
課題がこの国を襲ってくる。政治家は襟を正してこの難局を乗り越えて行かねばならない。
今は多少の苦しみは我慢しても孫子の代には復活できるように願いたいものだ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする