葉山の海と森

葉山町の自然と日々の暮らしのスケッチ

東日本大震災のお見舞い

2011-03-27 15:48:51 | Weblog
青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉そして首都圏でこの震災に遭われた全ての方々に心よりお見舞いを申し上げます。又、亡くなられた方々のご家族の方々にも衷心よりお悔やみ申し上げます。

私も68歳と言う馬齢を重ね死ぬまでに震災など大きな天災には遭わないと思っていましたが、ここに来てこれ程大きな災害に(1000年に一度と言う)遭うとは思ってもいませんでしたが、被災者の方々には申し訳ないのですがこの地葉山は揺れはありましたが潮位が少し上がったくらいで殆ど被害は無かったというのは不幸中の幸いでした。

これからが大変厳しい復興の始まりですが、この国は必ず立ち直れると信じています。関東大震災を経験し、戦災を乗り越えここまで成熟した国家は世界に類を見ないでしょう。外国メディアが伝えるように整然と順番を待つ人々、被災した人が相手を思いやる態度、外国人からの賞賛があるようですがこれは日本人にとって普通の事で何も褒められる事ではないような気がしますが、ここが日本人の良い所と声を大きく喧伝したいところです。

さて、復興ですが資金と人材とノウハウを如何に有効に使うかという事が菅内閣に課せられた命題ですが、東工大出の(学部は知りませんが)技術屋がどんな舵取りうをするか、今は議論している時ではなく上意下達でさっさと考えながら走り行動に移す事が先決でしょう。政府が音頭取りをして各省庁を動かし民主党は与野党と協力し国民を守るんだというアッピールを内外に示し、全ての情報を明らかにして(特に原発問題は)国民の安心安全を守ると宣言すべきです。

素人には分かりにくい事ですが、少しの放射能漏れを針小棒大に流すマスコミ、命にかかわる事ならば撤退宣言を出せばいい政府、何が出来て、出来ないか的を得ない東京電力、原子力保安院これらの人々の説明を聞いても理解できる人はほんの一握りの人達ではないでしょうか。要は想定以上の地震が来て、大津波が襲い外部電源が損傷して核燃料の冷却が出来なくなって原子炉容器の中の温度が数千度に上がり圧力上昇して爆発する危険性があるという事が起きたという事です。
素人の勝手な意見ですが、フェールセーフが出来ていなかったということですよ。
普通バックアップというのはツーステップ位考えてあるのは当然ですが、原子力発電所であれば最低でもスリーステップ位のバックアップがされていても良いのではないのでしょうか?
想定外天災というのは分かりますが、もう一歩踏み込んで原発40年定年制などという運用面の安全弁を作っておけば、こんな事にはならなかったように思います。私の学生時代に着工したのを記憶してますが、当時の地震学などは現在と比べて分からない事が多くあったのではないでしょうか。つまり地震の巣である東方沖の正面に作った事が信じられない事です。当時の政府自民党の許可の下、役所以上役人的な東電の体質と永田町、霞ヶ関が一体となって作ったわけですから、自民党は協力すべきです。先日谷垣さんは入閣依頼の要請を断ったという事ですがやる気のない政治家の一端を見た思いです。

政治の季節がやってくるこの春試されているのは国民であり、政治家であり役人であります。厭な言葉ですが飼いならされた国民がこの大天災を境に自覚し、この国の有様を真剣に考え何処を目標に再出発しようか、またどんな質を高めていくかを考える良いよすがとなればと念じるものです。
これから息の長い復興への歩みが始まります。一過性の援助だけでなく細く続く長い道のりを全ての国民が手を携えて歩んでいきましょう。まだまだ確定しない行方不明者や亡くなられた方々の数が増える事でしょう。
現地で働く自衛隊、警察、消防、自治体、ボランティアの人達に心からなる敬意を表します。
そして被災された皆さんが一日も早く普通の生活に戻られるように心から祈ります。























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