葉山の海と森

葉山町の自然と日々の暮らしのスケッチ

ぬるま湯から冷水へ

2009-02-15 16:40:43 | Weblog
昨今の日本の政治経済事情から見えてくることは、失われた10年を経た後の景気回復期といわれた実感なき経済成長から、実感ある経済失速を目の当たりにする時、日本人は我慢強いなーと感じてしまう事、これが日本人なんだという変な納得の仕方をしてしまいませんか?政治状況にしてもどんなに支持率が低くても、解散は総理大臣の専権事項だという事でだらだらと一日1億円掛かる国会を引き延ばして、国民をバカにするのも程がありゃしませんか?

ここで格好良く国のグランドデザインはとか、あるべき姿とはなどという偉い先生方の意見より、国民は皆が幸せに暮らし、極々つましい生活でも幸せを感じられるような一生を送れるような単純な幸せを望んでいるのではないでしょうか?
アメリカ型の生活の追求は戦後の復興に関しては、正しかったかもしれないが今やそれこそ追い抜いてしまっていて、目標すら見失っているのが政治家や官僚の目線ではないだろうか?

少なくともバブル崩壊後の90年代に国を引っ張るしっかりした政党や政治家、官僚、経済人の居なかった事が今の不幸につながっている様にしか思えない。
政党は変わらず能力の無い総理大臣が何人も代わり、官僚の言いなりになるお飾りの各省庁大臣、この不幸の連鎖が今の遠因ではないかと思うのです。

先日久しぶりに東名高速で浜名湖の方まで仕事に行ってきました。
約束の時間に遅れないように少し早めに家を出たのですが、東名に乗って驚いたのは前後の車が殆ど無い事で、今までだったら100k位のスピードでトラックなどとカーチェースまがいの事をやって、やっと時間に間に合うようだったのになんとゆったり走りながら1時間近く早くついてしまい世の中不景気なんだなと実感してしまいました。

これはこれでとても良い事だったのですが、とんでもない事がおきていました。
例の第2東名です。御殿場のインターを過ぎると駒門あたりから平行して巨大なコンクリートのジャンクションが見えてきます。以前からあるのは知っていましたが
いざ出来てみると『これ全部税金?』と本当に?マークです。
車の走行量は減っているのに橋とトンネルの多い山側を今大工事が進んでいます。

今既に現東名からは見えないところでも沼津インターの北側でも進んでいます。
森の石松で有名な遠州森町の茶畑の上にも袋井インターの北5キロくらいのところにも道路が出来つつあります。地元の人も余り使わないという高速道路、これは良く考えてみると神奈川県の海老名、厚木から愛知県の豊田ジャンクションまでという事は殆ど自動車メーカーのための第2東名ではないかと疑ってしまう。このラインの中にある自動車メーカーの工場はもとより1次2次3次下請けなどを入れたら殆ど網羅してしまうのではないでしょうか。

この官僚の描く図面は政治家の圧力であったり、企業の選挙協力であったりして見えないところで地図の上に勝手に線を引っ張っているんですね。
最近何処まで行っても1000円なんて泥縄を行ったり、全額只にするという政党があったり本当に分かっていないと思いませんか。受益者負担で構わないから今の半額にしてくれれば道路の保守整備も出来るし、本当に税金で整備しなければならないところにお金を使えばいいんですよ。

やっぱり人の金だから勝手に使えるんですね。自分で汗水たらして働いた金なら簡単に使えませんよ。今の第2東名は凍結して『過去の失敗遺産』として懺悔の記念碑として残し公務員上級試験合格者の任命式をその前でやれば良いのですよ。
過去先輩達が不必要なこんなモニュメントを君達に残してくれた事に感謝しつつ、以って公務員の本分を肝に銘じる事ならば、今の損は国民は許してくれるでしょう。

いずれにしても今年度も2次補正も組んだ、下手すりゃ3次補正もありか、21年度本予算はどうなるか?傍目にゃ面白いが結局のところ我々国民に帰ってくることだから、そろそろ怒りましょうよ。そして監視しましょう。
この小さな町葉山でも同じような事が起きていますから、差しあたって貯金と同じで小さな事からコツコツとやりましょう。




























 
コメント
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