葉山の海と森

葉山町の自然と日々の暮らしのスケッチ

年輪

2008-03-30 17:45:09 | Weblog
最近のニュースから色々考えさせられる事が沢山あって、何をどう自分で判断して良いか分からない事柄がありすぎませんか?政治の世界、国会が止まってもチャンと官僚が日本を動かしているじゃありませんか。年輪を重ねても役に立たない議員は要らなくなるかもしれませんね。

新しいものが出ても2年も待たずに新製品が出てくる携帯電話業界、ブラウン管から液晶、プラズマとめまぐるしい電気業界、筆頭は車業界でしょう。こんなに新しいものばかり、しかも日本の製品は過剰品質なくらい色々な機能付きの物を作って他の国が追いつくまで待ってあげれば良いのにと思いませんか?            これはいってみれば新製品の自転車操業というのだと思います。

もっとアナログで行かないと逆に日本は取り残されてしまうのではないかと心配でなりません。余り良い例ではないのかもしれませんが、先日のイージス艦の事故の時の防衛庁や首脳の対応を見て対照的な人物が一人光ってました。

片や保身と言い訳に汲々とする連中に対して、新勝浦漁協の老組合長の格好の良かった事、久しぶりに日本人の魂を見た気がしました。小柄で80歳を出ているような、恐らく東京で会ったら田舎のお爺さんという風情の方が、並み居る大臣や幕僚幹部に堂々と立ち向かい、理路整然と現状把握を説明し神妙に頭を下げさせている様は小気味良いくらいの彼のオーラの方が勝っていた。人柄と年輪を重ねた知識人とさえ感じたのは私だけではないはずです。そういうリーダーに率いられた組合の組織力があの事故の中での救いのような気がして、きっと不明のお二人も許してくれると思います。

またこれも感動したのは、先日の岡山の駅で起きた突き落とし殺人の被害者の方の父親の記者会見での態度にはこれまた感動してしまいました。最愛の息子を死に追いやった青年に本心は『はらわたが煮えくり返る思い』だが、『罪を償って社会に戻ったら社会に奉仕できる人間になってもらいたい』という事を言われておりました。
中々人に許しを与えるというのは難しいのですが、何か確固たる信仰を持っておられるのでは無いかとさえ思いました。

このご両人の様に年輪を重ね経験や積み重ねによって作られていく人格というものが如何に大切な事か、不幸な事故や事件の中にあって生きている我々は自分自身のことと考えなくてはと未熟さを感ずる一月でした。

これから葉山の山の整備を徐々に進めていくために、準備をしようと思っています。
年輪を重ねた木々が次の仕事のために後進に後を委ね、住宅用や薪やその他有効できるように感謝しながら間伐をして、山を守る活動にしたいと思っています。
賛同される方はご参加ください。こちらも年寄り、若い方でアウトドアに関心がある方たち、葉山の海を守るため葉山の山と川の再生に協力ください。
















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本筋を歩む

2008-03-22 16:24:13 | Weblog
円高、ドル安、原油高と経済状態が混沌としている最中、政治をも混沌としているこの状況をどう理解していいのか、悩む毎日が続いて何を信じて生きればいいのか理解に苦しんでいるとはいえ毎日出てくるニュースには事欠かないので儲かるのは新聞、テレビのメディアだけではなかろうか。
考えてみると後追いの仕事で儲かる仕事はといえば、結果を報ずるメディア、決算書を見て評論をする計理士、事件を追う警察、そして何よりコメンテーターという訳の分からない人達による評論、皆いい商売といえるだろう。責任無く後追いで喋っていればいいのだから。

最近、交通機関特に電車や飛行機などで事故が多発したり、整備不良故のトラブルが多すぎると思いませんか? これはベテランが居なくなり機械の見えないところに注意をする職人が少なくなって来ている証拠です。昔の蒸気機関車の運転手は仕業点検で各部署を叩いて回り、音の感触で不良箇所を見つけたと言います。
私の知っている大田区の町工場の親父は鑢がけで1/1000の平滑度を出す事を自分の手の感触で知っていて、モーターの軸を嵌合させます。触っただけで後どの位鑢がけすれば良いのか指先が覚えているそうです。

物を作るにはまず構想を考えます。次に採算に合うか、どれだけのニーズがあるか、客の満足度をシュミレーションしてGOならば具体的にコストに合った設計をします。
そして設計図により製作し、出来上がったものを検査し市場に出していいものか検討しOKならば販売戦略を考えます。そして一般市場に出荷されます。
この後は商品が売れるか、売れないかをキチンと精査して良ければ商品は当社の製品としてラインアップされて毎日売られて行くわけです。

このフローは何においても同じと思います。例えば法律です。
必要と感じる客(市民)がこの法律を作って欲しいとメーカー(行政)に要求し、メーカーはその必要性があるか、どれだけの客がこの商品(法令)を望んでいるかを調べて議会に諮り成立させるという単純な構図です。
この葉山においては顧客満足度がどの位あるのかというと、恐らく50%以下ではないかと思えるが、他の市町村に先駆けて自然環境や住環境、そして財政の健全化などすぐに対応しなければならない事が多々あるはずです。

議会が3月18日に終わったとの事でどれだけの法案や報告、審議が為されたのかは分かりませんが、顧客満足度の高い施策がどの位できたのか、新町長になって以前との比較をやって見る必要があると思います。
メーカーは客を見ます。客もメーカーを見ます。互いの不足を補ってこそ良い製品が出来、そこに品質のチェックが入り3者がうまく噛合えばこんな素晴らしいことは無いと思いますが、そうは行かないところにこの町の悲劇があるのかもしれません。
百万人と言えどもわれ行かんの精神で、本筋を歩きたいものです。











 







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水ぬるむ(2)

2008-03-09 15:35:12 | Weblog
堀内在住のMさん アサリの情報有難うございました。勉強になりました。
なるほど葉山の海には干潟がありませんね。海も遠浅でなくドン深の海ですからね。
大きな川も無く栄養も不足なのでしょう。よく出来たもので東京湾のワカメなどというものは聞いた事がありませんからね。やはりその土地や海にあったものが取れるというのが自然なのでしょう。
話は違いますが、葉山の山手の上山口には沢山の竹林がありこれからの季節タケノコ堀などは地主の方やりませんかね?その為のお手伝いは年間通して間伐ボランティアでやって春先の観光資源にしたいものですね。折角『くれたけ通信』などという葉山のメディアがあるのに宣伝すれば良いのにと思いますが、、、
前に書いた気を使うというのはこういう所に気を回してアレンジして、地主さんやボランティアそして堀に来てくれる人達との交流が良い街づくりに貢献するのではないでしょうか。OK頂ける地主さんお待ちします。
早く地場産の海物、山物が販売できる市場が出来ると良いですね。



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水ぬるむ

2008-03-08 17:25:39 | Weblog
待ちに待った3月の大潮が今日から始まった。半年振りに金沢八景の海に貝堀りに出かけ、2年もの、3年ものの大物も多少混じり2キロくらい取れました。同じ海なのに葉山でアサリが取れないのはどうしてなんだろう?恐らく栄養のある砂浜の違いかなと思いますが何方かご存知ならお教えください。春先から秋口までの磯遊びほど楽しく健康的なものは無いと思っていますので都度報告いたします。

葉山に無いものといえば何といっても『情報開示』でしょう。なんで町の情報が住民に知らされず、まして議会にまでも知らしむべからずという町の姿勢はいったい何ということでしょうか。今話題の、国土交通省、労働厚生省そして防衛省など国がそうですから葉山においては当たり前かも知れません。その意味では国並みです。   そして歌舞伎役者の家系のごとく2代目、3代目議員の何と多い事。聞けば一度も喋ったことがない議員も居るとか、そう云えば当町議会にもそんな有名人も居るらしいという事はやはりこれも国並みという事か。やはり御用邸のある町としては国を見習おうという姿勢これが大事なのだと、成る程と理解を示しましょう。

日本はエネルギー資源が無く輸入に頼り、食料も同じ構図でこれからどうしたらこの国で生き残れるか、日本はおろか葉山にさえも住めなくなる状況が起きるのではないかと、年金生活者としては真剣に悩み始めています。何故かというと年金で食べられない老人は物価の安い海外に強制移住させられ、戦前の満蒙開拓団のように望郷の念を持って、そこで黄昏を迎えよという法律でも出来そうだから、、、
今のうちに東南アジア方面の言語を覚えておいたほうが良いかも知れませんよ。  せめて身近な問題のごみ、少子化、教育、環境、財政などの諸問題を自分で出来る範囲で協力し合う事が大切だと思います。                    私は取り敢えずあさり問題に取り組んでみます。

冗談はともかく下山口の旧石井邸の開発問題が動き始めました。開発者がいよいよ痺れを切らし事前協議を町と始めたようですが、緑を残してくれる保証は全くと云っていい0という緊急事態です。この事は葉山の町の環境行政の姿勢にも繋がり、今後の他の開発にも影響する一石になります。森新町長の決断が如何なるものになるか注視して見守りたいと思います。行政の長としての立場と環境派の立場とのせめぎあいに相当苦慮されると思いますが、頑張って欲しいものです。








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