南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

強い集団とは?

2013-05-28 20:37:10 | ユニオン
強い集団とはどんな集団でしょうか?
怖い集団というと暴力団とか警察や機動隊とかを思い浮かべますが…。

外部からみたら労働組合ってどんな集団に見えるのでしょうか。
その答えが2003年9月の「連合評価委員会最終報告」書にあります。
3頁目の「外部から見て、今、労働組合はこう映っている」には、こう書かれてあります。

≪評価委員が外部から労働組合を眺めると、連合の行っている運動も活動も、国民の眼には、はっきり見えていないのではないか、という思いを強くする。
もちろん見える運動もある。
しかし、見えてくる運動では、労働組合が雇用の安定している労働者や大企業で働く男性正社員の利益のみを代弁しているようにも思えるし、労使協調路線のなかにどっぷりと浸かっていて、緊張感が足りないとも感じられる。
しかも、マネーゲーム化した資本主義の荒廃や、不平等・格差の拡大という不条理に対する怒りもあまり感じられず、その運動に迫力が欠ける。
組合自体にエゴが根付き、守りの行動になっているとも見える。
変化する社会に対応できる小回りのきく組織形態にはなっておらず、女性や若者などのために役割を果たしているとは思えない状態にある。
全体として、外部から評価するとすれば、労働組合運動が国民の共感を呼ぶ運動になっているのか、という疑問を強く抱かざるをえない。
働く国民の利害を代表する組織に名実ともになり、国民が連帯できる組織となるために、労働組合が思い切った変身を遂げる必要がある≫

この「連合評価委員会最終報告」が連合静岡「地域に根ざした顔の見える労働運動」の原点です。
さて遠回りをしましたが、“強い集団”とは何か、私はこう考えました。

1 強い集団とは、しっかりとした「理念」に支えられている集団

1 強い集団とは、構成員ががひとつの目標に向かって、一致した思いを持ち続けている集団

1 強い集団とは、組織の課題が見つかった時に、すべてのリーダーが徹底的に考えることのできる集団


労働組合のリーダーは、自分たちの組織をどのように思っているのでしょうか。
今年の対話集会のテーマは「この、しんどさをどう乗り越えるか?」ですが、本音で語り合っているなかにこの問題も挙げられていました。
やはりここでも原点回帰の必要性を強く感じました。

追伸
28日現在の応援団登録数は「5601」。
「理念」と「目標」だけは共有化されていますが、勝利のためにみなさんの自発的な行動のみが頼りの選挙戦です。
どうぞよろしくお願いします。
ふじのくに県民の会」HPからWeb登録もできます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿