南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

Workers Library 調印式

2012-05-09 21:57:25 | ユニオン
人材育成web「Worker`s Library」は、2010年12月に発足した「人材育成システム検討委員会」のみなさんのご協力を得て、ようやく試作Webが走りはじめました。
まだ組合員のみなさんの目に触れることはありませんが、10月の連合静岡定期大会でのお披露目、そして来年1月1日からの本格運用目指してがんばっています。

このWebの運用に際しては万全の準備が欠かせません。
この種(教育)の活動は、つくりあげた当初はよいのですが、そのうちにメンテすることを怠り、いつしか陳腐化してしまいます。
立ち上げた発起人がリタイアすると、“そもそも”なぜ必要なのかの、“そもそも論”も分からなくなります。
もちろんそうならないように事務局サイドの体制や心構えはつくりあげていきますが、教育専門の第3者機関を噛ましておく必要があります。
そこでこの検討委員会発足当初から、「公益財団法人 富士社会教育センター」の協力を得て活動してきました。
この教育センターは、労働組合の役員研修では名高い教育機関です。
私たちの活動に賛同してくださって、ここまで無償で協力くださいましたことに、心から感謝申し上げたいと思います。

これから本格運用したのちも、Webをますます充実させていくために、今日は「富士社会教育センター」と正式にWeb運用契約を行いました。
本システムのスポンサーである県労福協との間で無事に調印式は終了しましたが、これからが本番です。

ともすると人は私の行動をみて、「急ぎすぎ」「強引すぎる」と心配してくれます。
でも…
大きな大きな変化が世の中に起こっています。
その変化が求めている時代とは、人がほんとうに生涯を通じて学び続けていく時代である、と私は思います。
そんな“生涯学習社会”とは何か、私が委員を務めていた静岡県生涯学習審議会ではこう定めました。

「県民一人一人が、
有徳の人を目指して、生涯にわたって、
あらゆる機会に、あらゆる場所において学習するとともに、
その成果を生かしてよりよい社会づくりに参画し、行動する社会」

私たちは社会に先行してこのことを実践していきたいと思いますし、リーダーは率先して取り組んでいかなければならないとも考えます。

参考までに示しますと、静岡県のめざす有徳の人とは、次のような人のことです。
1、自らの資質・能力を伸長し、個人として自立した人
2、多様な生き方や価値観を認め、人との関わり合いを大切にする人
3、社会の一員として、よりよい社会づくりに参画し、行動する人

学ぶことは単なる知識の吸収ではありません。
常に“よりよい社会づくり”を考え“行動”することが求められます。
だからリーダーは必死になってもがき苦しむのではないでしょうか。

もうひとつ“伸長”という言葉に私は強く惹かれます。
昨日より今日、去年より今年…少しでも私は(私たちは)伸びているでしょうか?少しでも長じているでしょうか?
そんな精神性こそがグローバル化した世界で、唯一日本が生きていける道なのではないでしょうか。
そんな具にもつかないことを考えながら帰ってきました。

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