朝一番で清水区にあるカナサシ重工の委員長から電話が入りました。
昨日の朝刊ではメーンバンクからの融資をストップされて４月１日から操業停止に入ったとの記事を読み、さらに今朝の朝刊では「入社式前日の内定取り消し」との記事を読んだばかりなので心配していたところでした。
カナサシ重工労組は現在連合静岡には加盟しておりませんが、産別加盟も含めて以前からオルグをしておりましたので委員長とは顔見知りです。
現在は仕事もあり新造船の受注残も７００億円以上あるというのに、突然の融資打ち切りに会社側も大混乱の模様でした。
委員長からは「こうなってあらためて産別や連合へ未加盟のマイナスを痛感している」などの話もありましたが、こんな事態に至ってはできるだけの支援をすることをお約束しました。
早速連合静岡のスタッフと打ち合わせをして、民主党や県議団、そして行政へも要請活動を展開。
午後は私も清水区の知り合いのところまで情報を聞きに歩きましたが、やはり突然の融資打ち切りの舞台裏は分かりませんでした。
なんとか資金繰りさえ出来れば操業も再開できるのにと歯がゆい思いです。
明日は国交省や金融庁にも働きかけが行われる予定ですので、国会議員に期待をかけたいと思います。
新聞記事やメディアの伝えるところだけの情報ならば、悪い印象だけの会社になっています。
しかし本当のところでは、労組を含めた従業員全員が仕事中に緊急招集で集められ「明日から連絡があるまで自宅待機。今から片付けに入れ」と支持を受けたのが実態です。
土曜日の火災と合わせて社内は大混乱です。
採用内定者の方々やご家族のお気持ち、自宅待機を告げられた従業員やご家族の気持ちは言葉では表せないと思います。実際、私もその状態ですし。
この先どうなるか分かりませんが、金融機関にご理解いただき早々に融資を再開していただき、大気中の従業員とカナサシ重工を選んでくれる採用内定者の方々の笑顔と声を社内に響かせられればと願っています。
温かいご支援、本当にありがとうございます。