今日のフード連合「旗開き」でも、某代議士の「新春の集い」でも暫定税率の話で持ちきりだった。
地域の集まりや家庭の中でもこの話題はよく出始めた。いいことである。
税金は納めているが、その使い方については無頓着だった日本人。
それがガソリン代25円分の税金談義に花が咲いている。
そもそも、そんなに多くの税金が取られていたという実感はなかったはずだ。
政府は地方首長や地方議員を巻き込んで、『この税金がなくなれば道路整備が出来なくなる。大変なことだ』と論陣を組み始めた。
「なるほど、それは大変だ。
民主党の人気取り政策で国が混乱してしまう。
やはり自民党のいうとおり延長をすべきだ。」
「いやいや本当に必要な道路だけを効率的につくることは出来るはずだ。
道路特定財源総額は5兆4千億円で、暫定税率分は2兆6千億円。
2兆8千億円ではなにが困るのか?
自民党が計画している10年間で59兆円も遣う道路が本当に必要なのか。」
「そりゃそうだ。
第2東名でタダ同然の山林を買い占めて、大儲けをした○○議員や○○理事長のようになるだけかもしれないな」
「25円はそのまま徴収して環境対策にあてる手もあるぞ。
一般財源化させると、また使途不明金になってしまうからな」
議論は尽きない。
しかし、こんな税金の使い方に踏み込んで国民が議論するのは本当にいいことだ。
それにしてもまたまた明るみに出てきた、「全日本トラック協会」と「全国通運連盟」への助成交付金問題。
その裏側にある“天下”りと“政治献金”のいわゆる政官業癒着についてもメスを入れてもらいたい。
結論!どうしても政権交代を果たさなくてはならない。
50年来の『日本のかたち』を政権交代によって変えることこそ“真の構造改革”だと心底から思うようになってきた。
しかし現実は厳しい。
大阪府知事選で民主党推薦の熊谷氏は惨敗。
仮に、共産党も含めて与野党対立の構図をつくりだしてもなかなか勝てないという現実。
声を嗄らして、靴底をすり減らして、めげずに明日もがんばるしかあるまい。
今回の選挙で、どこの政党が勝った、負けたかなんて、吉岡さんやマスコミが言うほどに世間一般の人たちは政党を感じてないと思います。
自分が聞いた中で橋下氏が当選した理由で一番多かったのが、「大阪だから」。内容よりも知名度、お笑い票のためであり、与党やマスコミの言う、道路特定財源維持に賛同を得たなんて言う人は一人もいませんでした。特異な例、でいいじゃないですか。
国会の場で、キチンと議論することの方が大切だと思います。