南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

実に微妙な反乱

2012-07-02 20:54:41 | 政治
衆院本会議での造反劇に続いての離党騒ぎ。
ここでもまた実に微妙な離党者数。
衆院では42が勝敗を分けますが、結果は38人の離党者でした。
参院ではすでに与党は過半数割れ、19を超えれば民主は自民党の後塵を拝する第2党へ転落しますが、結果は12人の離党でした。
それでも50名の離党は少ない数ではなく、公明党40名(衆院21・参院19)を大きく離しての、民主343(衆院251・参院92)、自民206(衆院120・参院86)に次ぐ第3党です。

この数字を見ておそらくみなさんも怪訝に思うかもしれません。
民主党が分裂しても国会議員の数ではまだまだ多いんですね。
それなのになぜ?ここに参院の怪があります。
解散がある衆院と違って、政局ではなく良識の府と位置づけられてきた参院の変節が原因です。
政党の立場によらず、議員一人ひとりの良識の府であるべき参議院、そろそろ気づいてくれないと参院不要論が高まるでしょう。
解散総選挙で仮に自民党が過半数を制しても、参院ではまだねじれたままです。
なにか寂しくなりますね。

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