【難読漢字】「許婚」って読めますか?
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結婚が許されているということは…?
漫画好きならわかる?
突然ですが
「許婚」という漢字
読めますか?
現在その数は多くないかもしれませんが
漫画などではよく登場します
気になる正解は...
正解は「いいなずけ」でした!
わかりましたか?
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現代ビジネス編集部
許嫁いいなずけ
「言い名づける」という語の連用形の名詞化したものといわれている。「結納づけ」あるいは「忌み名づけ」の訛(なま)りともいわれて、「いいな」は夫が妻につける名のことという説もある。親あるいは親代わりの者が、幼い子女の結婚をあらかじめ約束する、またはその約束を結んだ者同士をさしていうのが、いま普通に使われている「いいなずけ」の概念である。このことばは早く室町時代から使われていたらしいが、戦乱の世では政略に女性の結婚が使われた時代として納得できる。男が女の名を知ることは、すなわちその女性を占有することであった古代の習わしは、『万葉集』巻頭の長歌でも知られているが、この時代には結婚の前提として当事者同士の交流の一手段であったと思われる。これに対して後世の「いいなずけ」は、当事者の意志には関係なく取り交わされたものであったから、これによって一生を悲運に泣いた女性の物語は、数多く残されている。良きにつけ悪(あ)しきにつけ、いいなづけの風習は、このごろではほとんど聞かれなくなった。
[丸山久子]
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
いい‐なずけ〔いひなづけ〕【許=嫁/許=婚】 の解説
《動詞「
」の連用形から》1 双方の親が、子供が幼いうちから結婚させる約束をしておくこと。
2 結婚の約束をした相手。婚約者。フィアンセ。