福ちゃんの散歩道

コロナ禍で関空での遊びも卒業、栂地区ウオーキングコースを中心に近場の日々の散歩で何か見つけよう。🚶‍♂️🚶‍♂️

㊗️渋野日向子、全英女子制覇「鳥肌立ちすぎて言葉にできない」…日本人メジャー42年ぶり快挙‼️

2019-08-05 04:30:00 | 故郷
渋野日向子がメジャー初出場で初優勝 日本勢42年ぶりの制覇
ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO) 8/5(月) 2:49配信

最終ホールバーディで優勝もぎ取る🏅 1打差


メジャー初出場の渋野日向子が快挙を達成した



偉業達成ですね〜
歴史に残る
凄すぎる




渋野、プロ実質1年目でメジャー制覇の快挙 周囲に恵まれ、豊かな環境で土台培う

ゴルフの全英女子オープンで優勝し、日本勢42年ぶりのメジャー制覇を果たした渋野日向子(20)は、プロテストを初受験した2017年には合格を逃すなど、決してスムーズに歩みを進めてきたわけではない。しかし周囲の人々に恵まれ、豊かな環境で選手としての土台を培ってきたことが実り、プロとして実質1年目で一気に大輪の花を咲かせた。
 渋野は、岡山市職員の父悟さん(51)、地元で体操教室の講師を務める母伸子さん(51)の次女として育った。幼い時から伸子さんの教室に参加し、さまざまな運動やダンスに親しんだ。ゴルフを始めたのは小学2年の夏。ゴルフ練習場に勤める友人の父から体験会に誘われたのがきっかけだった。

 その秋にはスポーツ少年団でソフトボールも始めたが、ゴルフもソフトボールも大好きな渋野を、少年団の指導者たちは積極的に応援してくれた。打撃を左打ちに変え、3年になって投球練習を始めたのも、体を左右バランス良く使うなど、ゴルフにも通じる動きを身につけられるようにと勧められたからだ。

 中学校ではソフトボール部がなく、学校に相談して男子しかいない野球部に入った。放課後の練習はゴルフと重なって休む日もあったが、朝練習には参加。2年になってゴルフで頭角を現す一方で、男子との体力差が大きくなったこともあり、顧問教諭から「もう一本に絞っていいのでは」と後押しされてゴルフに専念することを選んだ。

 ゴルフでは岡山県連盟のジュニア育成事業によりゴルフ場での錬成会に格安で参加。そこでは技術や結果より、ルールやマナーを重んじて指導された。中学で県ジュニア選手権3連覇。高校は自ら県内の強豪、作陽高を選んで寮生活を送って自立心も養い、全国高校選手権団体優勝などを経験して土台を培った。

 渋野は、自分の意思を尊重してくれる地域の人々に支えられ、ゴルフに偏らないさまざまな競技や動きを経験しながら、勝利至上でなくマナーを重んじて着実に成長した。早い時期から一つの競技に専念し、勝つことを求められて育つ選手が多い日本のスポーツ界の中では、異例とも言える。伸子さんは「日向子は地域の人々や環境に恵まれ、育ててもらった」と言う。渋野のトレードマークである笑顔には、自分を支えてくれた周囲の人々への感謝の思いも込められている。【石井朗生】
最終更新:8/5(月) 4:21
毎日新聞




TV放送でも





黄金世代」が大仕事 渋野、全英女子ゴルフV 縮小市場活性化に期待
女子ゴルフのメジャー今季最終戦、全英女子オープンで日本の渋野日向子が優勝。1977年の樋口久子以来42年ぶりのメジャー制覇を20歳の若さで果たした。98年11月生まれの渋野と同じ学年、98年度生まれの「黄金世代」が日米両ツアーを通じて18勝目の大金星。縮小一途の国内ゴルフ市場に活気をもたらすことはできるだろうか。
日米24勝を一人で挙げて、一昨年引退した宮里藍の影響を抜きに黄金世代の誕生は語れない。宮里が18歳の高3のアマチュアでプロツアーを制し、プロ転向したのが2003年秋。「藍ちゃんブーム」に触発され、小学生になったばかりの子どもがジュニアゴルファーの道へと足を踏み入れた。98年からメジャー優勝を重ねた朴セリの背中を追って強豪が続々と育った現在世界最強の韓国と状況はよく似ている。

そこへ14年に当時高1のアマチュア、勝みなみが15歳でツアー初優勝をなし遂げ、同学年のジュニアに火をつけた。畑岡奈紗は16年日本女子オープンで初優勝すると、プロとしての主戦場は米ツアーに置き、昨年の全米女子プロでプレーオフに敗れ2位となるなどこの世代のメジャー挑戦の先陣を切っていた。

日米24勝を一人で挙げて、一昨年引退した宮里藍の影響を抜きに黄金世代の誕生は語れない。宮里が18歳の高3のアマチュアでプロツアーを制し、プロ転向したのが2003年秋。「藍ちゃんブーム」に触発され、小学生になったばかりの子どもがジュニアゴルファーの道へと足を踏み入れた。98年からメジャー優勝を重ねた朴セリの背中を追って強豪が続々と育った現在世界最強の韓国と状況はよく似ている。

そこへ14年に当時高1のアマチュア、勝みなみが15歳でツアー初優勝をなし遂げ、同学年のジュニアに火をつけた。畑岡奈紗は16年日本女子オープンで初優勝すると、プロとしての主戦場は米ツアーに置き、昨年の全米女子プロでプレーオフに敗れ2位となるなどこの世代のメジャー挑戦の先陣を切っていた。

競争は激烈だ。女子のプロテストの合格ラインは黄金世代が受験を始めた17年に2アンダー、18年は8アンダーへと「急騰」。ジュニア時代は無名で、ソフトボールと二刀流を続けていた変わり種の渋野も、18年にプロの関門をくぐり抜けた。合格同期の河本結、原英莉花、1学年下の稲見萌寧がプロルーキーイヤーの今季そろって初優勝を挙げていることからもレベルの高さがわかる。


「日本のLPGAツアーからいきなりメジャー優勝。ツアー強化が実り、二重の喜び」と、日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長。渋野の今季国内2勝、そして全英女子はすべて4日間大会だ。東京五輪決定後、選手強化を目標に掲げ、4日間大会を増やしてきた施策が生きた。


宮里、男子の石川遼の登場で増え続けた日本ゴルフ協会のジュニア登録者数はピークの約1万5千人から減り始め、16年は1万1千人でそのうち女子が4200人。女子人気は根強いとはいえ、少子化の波はすでに押し寄せ、スターを輩出するジュニアのパワーダウンは避けられない。東京五輪の成功と、その先の日本のゴルフ界の未来図をどう描くのか。米ツアーを経由せず、日本から直接メジャー優勝者を出した今がまさに備えの時だろう。

2019/8/6付日本経済新聞 
(編集委員 串田孝義)