福ちゃんの散歩道

コロナ禍で関空での遊びも卒業、栂地区ウオーキングコースを中心に近場の日々の散歩で何か見つけよう。🚶‍♂️🚶‍♂️

タイ・エアアジアX. Airbus A330-300 (HS-XTA)初号機の塗装は❓現在と違うなぁ❗️チョット見てみた❗️

2024-07-10 06:00:00 | 2019年関空の情景
プレイバックシーン
2019年11月現在


タイ・エアアジアXの保有機材を見てみた。
A330 neo はまだ飛来していない

2019.10.25
タイ・エアアジア X. 1号機 HS-XTA. 1時間20分の延着だった
エアバス A330-300
25 Sep 2019 Bangkok (DMK)➡︎Osaka (KIX) XJ612 デイリー運航
❶1号機の塗装は最近の機材とかなり違うぞ・・・
pm 12:50 HS-XTA
右側
左側
機首

❸2019.10.10. am8:39. HS- XTC 3号機
1号機比 ボディや垂直尾翼のデザインが違うなぁ
右側
左側
機首
2017.5.3. 当時は塗装機だった
現在
1号機と3号機デザインが違うなぁ
★両機共にエアアジアXから譲渡受けた機材だ


他の機材はどうかなぁ
左右対称それとも非対称❓垂直尾翼のデザインは❓


❷2号機 HS-XTB はどうか? 2017.4.19
右側
左側
★タイ・エアアジアX 新造機調達機材だ

❹4号機 HS-XTD
右側   2018.1.1
左側
現在 塗装済2019.7.29
★エアアジアXから(香港ドラゴンから)

❺5号機 HS- XTE 2019.4.23
右側
左側
機首
★タイ・エアアジアX 新造機調達機材

❻6号機  HS-XTF. 
★ タイ・エアアジアX 新造機調達機材

❼7号機  HS-XTG. 
右側
左側
★中国東方航空から譲渡

❽8号機  HS- STH
右側
左側
★中国東方航空から譲渡

❾9号機  HS-CTI ★シンガポール航空から譲渡
ゲットできていない

➓10号機  HS- XTJ
右側
左側
★ 中国東方航空から譲渡

この10機(A330-300)以外に、下記A330neo 2機受領 12機体制となっている。

neo 成田路線に乗入れているけど、関空で出会えるかなア❓

⚫︎エアアジア・グループ、導入した2機のA330neoを受領運用中
HS-XTA. 
HS-CTB.

エアアジア・グループは2019年9月5日(木)、タイのドンムアン空港で、タイ・エアアジア・エックスに導入された2機のA330neoをお披露目しました。導入した機材は製造番号(msn)「1901」と「1903」、機体番号(レジ)「HS-XJA」「HS-XJB」で登録されており、アヴァロンからリース契約しています。
タイ・エアアジア・エックスのA330-900は、プレミアムフラットベッド12席、エコノミークラス365席、2クラス構成で計377席を搭載しています。「HS-XJA」と「HS-XJB」はドンムアン空港を拠点に、エアアジアのアジア太平洋地域の主な就航地を結びます。
A330neoはA330の成熟性を踏まえ、エンジンはA350に搭載するトレントXWBの技術を取り入れたロールスロイスの新たなトレント7000ターボファンエンジンを採用しています。また、新しい複合シャークレットを搭載した空力特性の主翼が採用され、現行のA330と比べるとA330neoは燃費25%の向上が期待されているほか、快適な新客室「Airspace by Airbus」を装備しています。エアアジア・エックスは、A330neoを78機発注しています。
















冬スケジュールでゲートの変更があったので朝一番の風景が変わった。

2024-07-09 06:00:00 | 2019年関空の情景
2019年11月2日
プレイバックシーン
韓国の訪日客速報値は、前年同月比58%減少と最悪状態
関空の風景も変わる

11月2日土曜日
2019年冬スケジュールになって初めてのSky view 屋上から
タイ国際航空A380 方面を見ると
チョット違います
⚫︎夏季の朝一の風景は
手前ゲート9番・10 番が大韓航空の指定席だった。
9番ゲートの787-9は仁川行、10番ゲートは金浦行だった

⚫︎冬季スケジュールの風景
am8:21
11月2日 冬季スケジュール 朝一番の風景がちょっと違う
大韓航空の金浦行は運休となり、
仁川行は10 番ゲートで小型化HL8223 ボーイング737-800に変更と機材も変更だ

9番ゲートへ何処がインするのかなぁ❓

am 8:57 タイエアアジアX
機首の向きが・・・
9番ゲートはタイエアアジアXがゲートインした

上空を見上げると西から東へ
飛行機雲これから快晴の上空で楽しませてくれる
JAL JA350. JA01XJ. 1号機だ
am9:13
★福岡から羽田へ

追記

⚫︎大韓航空 金浦便KE737. 772で運航 到着
朝の1便は運休だけだ別便は大型機を飛ばしている。
9番ゲートへ

一方で
am10:49 仁川からの到着機はBoeing 737-800 (HL8245) 小型機だ

★淡路島上空を
ジャンボですが・・・NCA(日本貨物航空です)
真っ青の上空です

⚫︎大韓航空 KE738
11時49分 JST 発
関西国際空港 - KIX
13時35分 KST
金浦国際空港 - GMPへ
B772 
処で
右後方の大韓航空 HL8245. Boeing 737-800 (HL8245) 
KE724 仁川⇄関空 この時間帯仁川線を小型機運航 
これが現実なのですね

★9月の実績速報 
韓国の訪日の前年比大幅な減少
韓国エアラインはこぞって赤字状態。脱却の道筋は❓
外的要因も大きいがボイコット・ジャパンが起因しているので根が深い。
中国や近隣外国へ新規就航しているが、
日本の減少をカバーは不能だろう。
自国の内政問題が起因で経営の足を引っ張る皮肉な事象から早期に解消しなければ
企業の存続に発展しかねない。

★余談

<韓国の航空会社が、ウォン安と原油価格の高騰、そして赤字補填を目論んだ第3四半期は「ボイコットジャパン」の影響で、出口が見えないトンネルに入り込んでいる......>

韓国の航空会社が受難に見舞われている。韓国のローコスト航空会社LCCは2019年第1四半期まで右肩上がりの成長を続けてきたが、競合の激化で超低価格航空券の乱売を行うなか、ウォン安と原油価格の高騰が直撃した。赤字補填を目論んだ第3四半期は「ボイコットジャパン」の影響でドル箱である日本路線の利用者が激減し、出口が見えないトンネルに入り込んでいる。また、売却を決めたアシアナ航空も期待していた10大財閥は名乗りを上げず、難航しそうな気配である。

韓国LCC各社の低運賃化で観光出国者急増
年1000万人から1300万人で推移してきた韓国人観光出国者は2013年頃から急増し、2018年には2800万人を突破した。

2005年頃から乱立した韓国LCC各社が国際線を強化し、航空運賃の低価格化が進んだ影響が大きい。訪韓中国人の増加も相まって、業界1位の済州航空が保有機材を2016年の26機から2019年までに44機に増やすなど、LCC各社は保有機材を2014年の66機から150機まで増強した。

在韓米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備に反対する中国が訪韓旅行を制限すると、LCC各社は大挙して保有機材を日本路線に投入する。日本路線は飛行距離が短く就航も自由で収益を出しやすいのだ。2014年に7万799便だった便数は2018年には12万3000便まで43%拡大し、訪日韓国人も2018年には750万人と5年前と比べて3倍に増加。日本路線が韓国LCCの国際線の40%を占めるに至った。

赤字が拡大しても第3四半期で挽回できると見込んでいたが......
しかし、韓国LCCは、日本の主要空港はもちろん地方空港にも就航して拡大を続けたが、2019年第2四半期に赤字に転落した。円高と燃料費の高騰が重なったのだ。

地方路線を中心に赤字が目立ちちはじめると、LCCは搭乗率の増加を狙って特価イベントを繰り返す。一度、就航を始めた路線の休廃止は容易ではない。地方空港に国際線が就航すると、自治体や企業がインフラ整備や利用拡大に予算を投入する。一方的な休廃止は再就航が難しく、企業のイメージダウンも避けられない。路線によっては燃料代込み1万円以下で往復できる航空券が常態化し、エアソウルは29万9000ウォン(2万7700円)で日韓路線50日間乗り放題のキャンペーンを実施する。

各社は赤字が拡大しても第3四半期で挽回できると見込んでいたのである。韓国では7月から8月に1週間程度の夏休みを取る人が多く、9月には旧暦の盆にあたる秋夕の連休がある。日本も3連休が連続し、盆休みもある。日韓ともに海外旅行の需要期なのだ。







"世界自然遺産号"日本トランスオーシャン航空(JTA) JA11RK チョット小さくて見えるかなぁ❓

2024-07-08 06:00:00 | 2019年関空の情景
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2019年10月26日

JTA 世界自然遺産号が飛来
チョット ラッピングが小さいですけど
関空➡︎那覇 NU5. JA11RK (2018.12 登録)
pm14:26
★これが限界でした

今朝 関空➡︎石垣 NU83. JA03RK 
am10:05. 逆光ですが・・・KARATE 塗装機

★JA11RK 塗装前  2019.4.1. 

✳️JTA・RAC、特別塗装機「世界自然遺産号」を運航開始
配信日:2019/09/02 22:25

日本トランスオーシャン航空(JTA)と琉球エアーコミューター(RAC)は2019年8月31日(土)から2020年2月まで、特別塗装機「世界自然遺産号」を運航しています。
両社は、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産登録に向けた啓発活動を行っており、その活動の一環で国頭村、大宜味村、東村、竹富町に住む小・中学生の描いた絵を機体に施します。機体に描かれるのは、沖縄県の世界自然遺産普及啓発事業として開催された図画コンクールの最優秀賞作品です。
JTAが運航する特別塗装機は、座席数165席の737-800、機体記号(レジ)「JA11RK」で、初便は8月31日(土)に那覇発17時、宮古着17時50分のJTA571便でした。また、RACの特別塗装機は、座席数50席のDHC-8-Q400CC、機体記号(レジ)「JA83RC」で、9月1日(日)の那覇発13時55分、与論着14時40分のRAC817便から運航しています。
期日: 2019/08/31から

★ Boeing 737-8Q3
JA05RK
★Boeing 737-8Q3
JA06RK

バードストライクでのゴーアラウンド アシアナ航空&エアプサン 以降、暫く06/Rへの誘導が続いた‼️

2024-07-07 06:00:00 | 2019年関空の情景
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2019年10月26日

ハプニング
アシアナがゴーアラウンド や・・・
ベテラン氏 バードストライクで06/Rに誘導するよ・・・と

レンズを向けて
●am9:42 アシアナ航空 OZ112 便  HL8362
A350XWB とよくわかる
●am9:45 エア プサン BX124便. HL 7723
737-800です

2機がアプローチの仕切り直しです。かなり南下しているでしょう!


後続機は06/R にアプローチ シフトです

⚫︎am9:47 エバー航空 B-17881. ボーイング 787-9
⚫︎am9:50 Jin AIR. HL7565. 
⚫︎am9:54 JEJUair. HL8061

★再アプローチです
⚫︎9:58 アシアナ航空 HL8362 
製造NO335. 登録は2019/10 ピカピカです
★16分ロスタイムでした

⚫︎10:05 JEJUAIR HL8239

★再アプローチです
⚫︎10:09. AIR BUSAN. HL7723
★20分のロスタイムでした

06/Rのアプローチはエアプサン迄、以降 06/L に戻しましたが・・・
am10:37
風向きが微妙に変わりつつあるので 24/運用に変わるかも・・・

結果:24/ 運用にシフトしました
am10:40 

今日の最大のお目当ての747SP オマーン国政府専用機です
06/シフトで堪能できました‼️

しかし その後06/運用に
以降終日
06/運用でした


2019.10.26. 関空 Sky view バードストライクのゴーアラウンド ハプニングでした


✳️バードストライク
◇我が国におけるバードストライク対策
現在,国土交通省において取り組んでいるバードストライク対策は,次のとおりである。

1.バードストライク情報の収集
定期航空運送事業者の協力を得て,バードストライク(衝突の可能性があって衝突に至らなかった事例(ニアミス)を含む)のデータを収集し,分析するとともに,各空港における鳥衝突対策のための基礎資料として全国の空港管理者に配布している。
2.空港における防除作業
主として国が管理する空港のうち,バードストライクが多く発生している空港においては,バードパトロール(定期巡回)方式※による防除を実施し,それ以外の空港においては随時防除を実施している。

※ バードパトロール方式
専従要員を空港に常駐させ,年間を通じてパトロール(定期巡回)を行い,銃器(実砲,空砲),鳥類駆逐用煙火,ディストレスコール・スピーカー(鳥が天敵に捕まった時に発する悲鳴)等の機器を組み合わせて防除する方式。

3.鳥衝突防止対策検討会の開催
鳥の生態に関する専門家,航空会社等で構成する鳥衝突防止対策検討会(委員長:樋口広芳東京大学大学院教授)を航空局に設置し,概ね年1回バードストライクの分析と対策を検討している。

◇バードパトロール方式による防除の効果
国が管理する空港では,昭和57年からバードパトロール方式による鳥の防除を行っており,平成21年度中に導入を予定している鹿児島空港を加えると,導入空港は計18空港となる。バードパトロール方式は,最も効果がある防除方法とされており,実施空港と未実施空港の衝突率(離着陸1万回あたりの衝突回数)を比較すると,実施空港においては約半分の衝突率となっている。

✳️関空では

昔のニュース

衝突防止へタカ舞い犬走る 関空、渡り鳥に「警告」
2016.4.12 09:59

「バードストライク」の発生を減らすため、コアジサシが営巣しないよう巡回する猟犬=11日、関西空港
 飛行機と鳥が衝突する「バードストライク」の発生を減らすため、関西空港でタカやハヤブサといった猛禽類や猟犬が活躍している。春の渡り鳥の営巣期間に空港島を巡回し、巣作りをやめるよう「警告」。対策前と比べ、発生件数を半減させた。今春も空の安全を守る活動が始まった。
 11日午後、格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが使う第2ターミナル近くの広大な空き地を、鋭い目つきで見渡すものがいた。タカにハヤブサ、猟犬のビーグルたちだ。
 関空を運営する関西エアポートによると、海上にある関空島では海で餌を取るカモメ科の渡り鳥「コアジサシ」が営巣しやすい。毎年4~5月ごろに飛来して繁殖活動をし、8月ごろに冬を過ごす南半球へ飛び立つ。
コアジサシ
 コアジサシは環境省のレッドリストで絶滅危惧II類に指定され、鳥獣保護法の規定で許可なく捕獲できない。一方で関空は近年、LCCの離着陸便の急増などでバードストライクも増加傾向に。2014年度に発生した43件のうち約半数がコアジサシとの衝突だった。

以上は昔のニュースですが

現在もバードパトロールの様子がSky view屋上から頻繁に見受けられる。
第2空港島は広大な雑草ゾーンもあるので生息しているのでしょうか?



FedEx 離陸機がいつも違うぞ・・エアバスA300-600 だった❗️

2024-07-07 06:00:00 | 2019年関空の情景
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2019年10月26日

FedExの運用機材は、MD-11、ボーイング772-200が中心で時折767-300が飛来する。

今日、pm15:39 離陸機いつもと違うぞ

レジ番確認 エアバス300-600だった。
小生、FedExのA300-600は2016.7.24 以来だけど離陸は初。
エア・ホンコンは、デイリーでA300-600運航しているが離陸は見る事は出来ない。(夜間発)

A300-600
離陸のレンズから覗く機影はチョット違う❗️

⚫︎pm15:39 アンカレッジへ  N730FD 
後縁フラップ部分の突起が違う?翼端も違う?
★ テーパー翼

✳️違いが判る

N868FD. Boeing 777-200 (N868FD) の離陸を見てみる
⚫︎am8:38 成田へ

N856FD. Boeing 777-200 (N856FD) 
⚫︎pm12:34 成田から

✳️A300-600の運航はエアー・ホンコン Airbus A300-600 (B-LDC) デイリー
★到着は早朝、離陸は夜間となる。

2019.10.26. 関空 FedEx. A300-600 離陸について

✳️余談

エアバスA300-600 (Airbus A300-600) は、エアバス・インダストリー(後のエアバス)が開発・製造した双発ジェット旅客機である。

A300-600は、双発ワイドボディ機であるエアバスA300の発展型として開発され、収容力や航続力が強化されたほか、アビオニクス等に開発当時の最新技術が導入された。構成品の一部はエアバスA310と共通化され、操縦資格もA310と共通となった。A300-600は、低翼配置の主翼下に左右1発ずつターボファンエンジンを装備し、尾翼は低翼配置、降着装置は前輪配置である。全長は54.08メートル、全幅は44.85メートル、最大離陸重量は153トンから171.7トン、標準座席数は2クラス制で226席で、最大巡航速度はマッハ0.82である。A300-600シリーズにはベース機のA300-600のほか航続距離延長型のA300-600Rが開発されたほか、貨物専用型のA300-600F/-600RF、そして大型貨物輸送用のA300-600STも開発・生産された。
A300-600は、1984年4月にサウジアラビア航空(現・サウディア)によって初就航した。A300-600シリーズ全体の生産数は317機で、2007年7月にフェデックスに納入された機体を最後に生産を終了した。

A300-600の主翼は、テーパーがついた後退翼で、生産の途中から翼端にウイングチップ・フェンスと名付けられた矢尻状の板が追加されている。ウイングチップ・フェンスを備えた場合の翼幅は44.85メートルで、主翼面積が260平方メートルである[85][86][87]。主翼の構造はA300第1世代のものを基本的に引き継ぎ、エルロン、スポイラー、そして高揚力装置として前縁にスラットとクルーガー・フラップ、後縁にはフラップを備えるが、動翼が簡素化されて翼型が改良されている。A300-600のエルロンは、翼の中程にある全速度エルロンのみで、横操縦はこのエルロンとスポイラーによって行う。フラップはシングル・スロット型ファウラーフラップであり[44]、最大展開角は32.5度である。また、このフラップの後縁断面は上方への反りが大きくなり、空力特性がA310の主翼に近づけられている。また、生産の途中から主翼端にウイングチップ・フェンスと名付けられた矢尻状の板が追加されている。これらの改善により、第1世代と比べて最大揚抗比は8.3パーセント向上した。左右の主翼および中央翼(主翼が胴体内を貫通する部分)内に燃料タンクが設けられている。

尾翼を含む尾部はA310と共通である[40]。垂直尾翼は垂直安定板と方向舵で構成され、高さが8.3メートルである。水平尾翼は水平安定板と昇降舵で構成され、翼幅が16.26メートルである。航続距離延長型のA300-600Rでは、水平安定板の内部には燃料タンクが設けられ、主翼タンクとの間で燃料を移動させ、機体の重心位置を制御するシステムが搭載されている。このシステムはA310で実用化されたものと同様のもので、機体姿勢を維持する際に発生するトリム抗力を抑制することができる。

A300-600で使用されている複合材料は、CFRPとGFRPのほか、アラミド繊維(ケブラー)強化複合プラスチック(AFRP)がある[92]。CFRPの使用部位は、垂直安定板の一次構造部材[注釈 3]のほか、方向舵や昇降舵、降着装置の格納扉などである。GFRPとAFRPの使用部位はいずれも二次構造部材で、GFRPが垂直安定板の前縁と後縁、水平安定板の翼端部、AFRPが機首のレドーム、主翼のトラック・フェアリングやパイロンカバーの一部などである。そのほか、主翼のアクセスパネルなどにはチタン合金が用いられている。

✳️A300-600F

A300-600Rをベースにした貨物専用型がA300-600Fであり、正式な型式名はA300F4-600Rである。A300-600Fは、1991年に米国の宅配業者フェデックスから受注して開発が始まった[118]。1994年4月19日に欧州での型式証明、同月27日に米国FAAからも型式証明を取得して引き渡しが始まった。

A300-600Fは、A300-600Rの機体を基本として貨物機としての設備を有する。メインデッキにも貨物が搭載できるよう、メインデッキの左舷前方に幅3.58メートル、高さ2.59メートルの貨物扉が設置されている。コックピットの直後には関係者用の座席4席と化粧室が設けられており、その後ろには貨物が前方に飛び出すのを防ぐバリヤーネットが張られる。メインデッキは床面が強化され、煙探知装置などが追加されている。

A300-600Fを基本に、貨物扉と貨物取扱システムを小型のパレットから大型コンテナまであらゆる寸法に対応させたタイプもあり、ゼネラル・フレイターと呼ばれる。ゼネラル・フレイターは2003年1月にエア・ホンコンの発注により生産が決定し、2004年10月1日に最初の引き渡しが行われた。

A300-600Fと同様の仕様で、旅客型と貨物型との相互転換を可能にしたタイプが、A300-600コンバーチブル(A300-600C)である。A300-600Cでは、メインデッキを貨客混載仕様にもでき、その場合、客席を83席として、貨物部に96インチ×125インチ(2.24メートル×3.18メートル)パレットの場合9枚収納することが可能である。

新造機として生産された純貨物型およびコンバーチブル型は、A300-600Fが104機、A300-600Cが6機である。これに加えて、旅客型のA300-600やA300-600Rからの改造された貨物型もある。

✳️運用
A300-600シリーズの引き渡し総数は312機であった[76]。A300-600シリーズの運航機数が最も多かったのは2000年代中盤で、約290機をピークにその後は引退が進んでいる。

A300-600シリーズを新造機で最も多く導入したのはUPS航空で53機、次いでフェデックスが42機導入しており、貨物航空会社が上位を占めた。新造機を10機以上導入した旅客航空会社は、導入数の多い順にアメリカン航空 (34)、大韓航空 (24)、日本エアシステム (22)、タイ国際航空 (21)、ルフトハンザ航空 (13)、サウディア (11)、チャイナエアライン (10)、中国東方航空 (10)、ガルーダ・インドネシア航空 (10)であった。

日本では、日本エアシステムがA300-600Rを22機、佐川急便グループのギャラクシーエアラインズがA300-600Rの貨物型を2機運用した。日本エアシステムは1991年4月に最初の機体を受領し、羽田と北海道・東北・九州を結ぶ路線へ投入した。同社が日本航空と経営統合した後もA300-600Rは引き継がれた。しかし、2008年のリーマン・ショック後に経営難に陥った日本航空は機種の整理を行い、A300-600Rは2011年5月末を持って全機退役した。ギャラクシーエアラインズは2005年5月に佐川急便が設立した貨物専門航空会社で、2006年10月から羽田と北九州や那覇を結ぶ路線でA300-600Rの運航を開始した。しかし、計画より大幅な赤字となったことで同社は2008年8月に事業停止と清算を決定し、同年10月に全路線を廃止した。