今日は午後からグループホームに出勤して、夜は合唱練習に参加しました。図書館で借りて、柚木麻子の「あいにくあんたのためじゃない」を読みました。著者の本は何冊か読んでいて、タイトルに惹かれて予約しましたが、直木賞候補に選ばれていましたね。6つの話が入った短編集です。
ブログが炎上したラーメン評論家、夢を語るだけのフリーター、パティオで総スカンを食うビジネスマン、なぜか潰れないマダムショップ、推しと結婚した後もオタクでありつづける人など。今どきのSNSやネットの繋がりがあってこその展開が面白いけれど、ピンとこない感じもあり。タイトルの通り、いろいろありつつ、たくましく生きていく姿はスッキリする点もあるけれど。読みやすい文章なので、さらっと読めたけれど、あまり好きな話ではなかったかな。