サブマリン
2016-05-21 | 本
いい天気です。土曜日ですが、父はデイサービスに行ってくれました。私は午前中は掃除して、午後は家庭教師でした。図書館で借りて、伊坂幸太郎の「サブマリン」を読みました。大好きな伊坂幸太郎の新刊なので、楽しみに読みましたが、今回はあまりすいすい読み進む感じじゃなかったです。「チルドレン」の12年ぶりの続編ということですが、あまり覚えていません。「チルドレン」は軽く読める感じだったと思いますが、今回は交通事故で人を死なせてしまう少年犯罪の加害者と被害者にスポットをあてて、家裁調査官の陣内と武藤が活躍します。被害者やその関係者はもちろん、加害者にも苦悩がある。破天荒な陣内のキャラクターは伊坂幸太郎らしくてとてもステキです。めちゃくちゃではた迷惑な人に見えて、実は思いやりある暖かい人だったりします。いろいろな伏線が最後にほっとする感じで回収されていくのはさすがです。