赤毛のアン
2014-10-20 | 本
今日は雨。学校は土曜日の振替でお休みなので、今日は家で仕事しました。学校の図書室から借りて、モンゴメリー著、村岡花子訳の「赤毛のアン」を読みました。朝ドラ「花子とアン」を見終わって、実は「赤毛のアン」を読んでいなかったことに気づいて、学校の図書室を覗いたら、児童向けの本で「赤毛のアン」が何冊かありました。その中で、せっかくなので村岡花子訳の本を借りて、読んでみました。
グリーンゲイブルスに住むマシューとマリラの兄妹は、孤児院から小さな男の子をもらうことにしましたが、駅に迎えにいったマシューを待っていたのは、そばかすだらけで、赤毛のやせっぽちの女の子でした、というところから物語は始まります。ものすごくおしゃべりで、空想好きで、自己主張の強いアンは、次々と騒ぎを起こしますが、だんだん周りの人々に愛されるようになります。葡萄酒のエピソードや、腹心の友、ダイアナとの出会いなど、ドラマで見た場面もあって、そうか、ドラマの吉高由里子は、花子であり、アンでもあったんですね、だから花子とアンなのかあ、と今ごろ気づきました。
不幸な境遇でも明るくたくましく生きるアンは、最初はちょっと鬱陶しい感じもしますが、だんだんその魅力に引き込まれて、応援したくなります。嬉しいこともあり、悲しいこともあり、そして最後に、ドラマでもよく出てきた、例のセリフが登場します。「曲がり角を曲がった先に、何があるかわからないけど、きっと、いちばんよいものに違いないと思うわ」、なるほど、物語の中で出会うと、さらにぐっときますね。「生きていく道には、いつも曲がり角があるものなのです」だそうです。意外と面白かったし、読み終わって、温かい気分になり、読んで良かったです。