友達が見たいというので、映画「猿の惑星 新世紀(ライジング)」を見ました。実は私は「猿の惑星」シリーズを一度も見ていないような気がします。でも、猿を大画面の3Dで見るのもいいかなと思って見てみました。
前作と続いているようですが、何の前知識もないままスタート。スタートは猿の世界です。遺伝子の進化を経て知能や言語を得た猿たちは、人間と変わらない暮らしをしています。すごいなあ、最新のCGと撮影技術で、猿がとてもリアルです。表情も豊かで、どうやって撮ったんだろうと感動します。
滅亡したと思った人間が、一部、生き残っていて、ある時、猿と人間が接触してしまいます。そこから戦いへと突入。猿にも人間にも、闘わず共存しようと考える者がいるのですが、嫉妬や恨み、猜疑心、恐怖心などから凶暴になり、騙しあいや殺し合いが始まります。猿と人間の戦いというより、人間同士の戦いと同じです。もっと、猿には、猿ならではの動物らしさが残っていてほしいなあと思いながら見ていましたが、見た目が猿でも、まるで人間です。そういう映画なのでしょうが。
大勢の猿が戦いを挑んだり、猿が悲しげな表情で苦しんだりする映像は、すごいなあと思いましたが、ストーリー的にはあまり好きになれませんでした。だって猿じゃない、人間同士の戦争と一緒だもの。シリーズ物としては、そこが面白いのでしょうが。でも娯楽映画として普通に楽しめたので、大画面で見て良かったです。