「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

最近目に付くウクライナ兵の投降や陣地離脱(逃亡)の記事<ウクライナ紛争2024.4.23

2024-04-23 12:56:26 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ウクライナ兵の投降や陣地離脱(逃亡)の記事が西側のメデイアでニュースになることは、ありません。
しかし昨年もウクライナ兵が投降したり、任務を拒否したり逃亡する話は、ありました。
最近になりそれが動画でアップされるケースを見ます。
あるいは、ロシア軍の方も投降を促す電話を利用しての連絡を入れたり、ドローンを使ってビラを散布したりしているようです。

それも無理にない話で、去年の11月ごろからほぼ全部の戦闘地域でウクライナ軍の劣勢が目立ち始めました。
砲弾やミサイルが不足し、それ以上にロシア軍が応募兵を前線に投入したためにウクライナ軍の側に兵員不足が生じました。

今年になってからはロシア軍は陣地攻撃の方法を変更して航空支援を多用します。大型の滑空爆弾を打ち込んで陣地を破壊します。もうこれは白兵戦のレベルを超えていて、地上の兵士は抵抗のしようもなく爆死するだけです。
砲弾の数の圧倒的な違いが、ロシア軍の一方的な砲撃を許します。
多分、銃撃戦で死ぬより爆弾や砲弾で死ぬ兵士の方が多いと思います。

このようなことが全部の戦闘地域で起きていますから、ウクライナ兵の投降や逃亡、あるいは部隊が勝手に撤退するような事がかなり起きているのだろうと思います。

※ヘルソン州ドニプロ川をボートで渡りロシア軍に投降
https://twitter.com/GyotokuShogi/status/1781260174529048637
※チャソフ・ヤールにて、ウクライナ軍第41旅団の兵士たちが投降
https://twitter.com/GyotokuShogi/status/1779889134016082348
※チャソフ・ヤール。武器や持ち物をすべて捨て、逃走するウクライナ軍の脱走兵。
https://twitter.com/GyotokuShogi/status/1779891603769069980

これらは動画のある例です。
動画はありませんが、勝手に守備部隊が撤退か逃亡した例
2024.04.17
『アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がオケレタインに到達した可能性』
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-audiiuka-russian-army-may-have-reached-okeletine/

ここでは、ロシア軍がたった数日で約3.5km前進しています。塹壕戦では不可能なスピードで、ウクライナ軍が守備を放棄して撤退したか逃亡した例です。まとまった数の部隊が、全部いなくなっています。

2024.04.21
『ドネツク西郊外の戦い、ウクライナ軍はノヴォミハイリフカを失う寸前』
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-western-donetsk-ukrainian-forces-on-the-verge-of-losing-novomikhailivka/

『ロシア軍がペルヴォマイズケの南に前進した件については「ある部隊が許可もなく陣地を離れたためロシア軍はペルヴォマイズケの南に侵入できた」「そのため第59歩兵旅団の部隊が包囲の危険にさらされている」と報告。』

この地域は北側のロシア軍がペルヴォマイズケを制圧し西に進撃しているので、突出部となりロシア軍に包囲されかけている地域です。略図で見ると良く分かります。
包囲を恐れて勝手に退却した部隊があったためにロシア軍が簡単に南に進撃して、包囲の輪が狭まり取り残された第59歩兵旅団の部隊が包囲されかけているという話です。
司令部の許可がなければ勝手に撤退しないとロシア軍に包囲されると思います。
包囲されてしまえば、降伏するしかありません。

このように個人ブロガーの記事になっているのは、ごくわずかではないかと推測します。
おそらく全部の戦闘地域で規模は小規模かもしれませんが同じことが起きていると思います。
このような話は、伝わるのは速いです。
同じことを考えている兵士は、大勢いると思います。
戦争に勝つ見込みもなく除隊できる見込みもなく、やがて死ぬ運命であることは、特に激戦が行われている地域の兵士には切実な問題だと思います。

そうであるならば❓
投降するか逃亡する道を選んでも兵士を責めることは出来ません。
勝つ見込みのない無意味な戦争を継続するウクライナ政府が悪いと言えます。
さっさと停戦に持ち込まないと、無駄に戦死するウクライナ兵が増えるだけです。
余程、カチンコチン!の軍国主義者(過激民族右翼や過激右翼⇒ネオナチや人種差別主義者など)以外は、戦争から遠ざかろうとすると思います。
遠ざかる方法が、投降か逃亡しかないと言うことです。

こんな負け戦の馬鹿げた戦闘で死にたい人間は、いないでしょう❓
死が目前に迫れば命令や強制には、限界があります。
ウクライナ兵にとって、この戦争は精神的限界を超えていると言うことです。

このような現実を無視して戦争を煽り続けるウクライナ政府と西側の政府・・・
ほぼ、人殺しと同じです。
キレイごとを言って、ウクライナ兵を殺し続けています。
殺される側のウクライナ兵が、戦場から個々の判断で離脱しつつある現状を示しているように思います。

お偉方が戦争やりたきゃ❓
勝手にやれよ!俺は、もうごめんだよ!

兵士がこうなっているのに、支援がど~の・武器がど~の❓
「バカは死ななければ治りません」の世界です。
バカとは、ウクライナ政府と西側政府を指して言っています。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次④
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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