「北の山・じろう」日記

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ウクライナのロシア義勇軍団とは❓<ウクライナ紛争2024.3.15

2024-03-15 09:58:59 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

「ロシア義勇軍団」と言う組織がたまにニュースになります。
それは、どんな組織か❓
これを知ると2014年ウクライナのクーデター以降のウクライナがどんな国(政権の性質)なのかの一端が分かります。

※関連記事と資料
反プーチン武装集団がウクライナから越境攻撃、ロシアは撃退主張
Max Hunder、Margaryta Chornokondratenko
2024年3月13日午前 12:25 GMT+93時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/WO3AT75MONKUFLXRHO6BKXCXT4-2024-03-12/
ウクライナ拠点のロシア人準軍事組織、ロシアに入り交戦と発表
https://www.bbc.com/japanese/articles/c29w548d7k0o
ロシア義勇軍団
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%BE%A9%E5%8B%87%E8%BB%8D%E5%9B%A3
極右と極左の呉越同舟──多すぎて複雑な「反プーチン派」の正体について
2023年5月16日(火)13時09分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/05/post-101642_2.php


※反プーチン組織だから一見、正しく見えませんか❓
◎ロシア義勇軍団(RDK)の構成メンバー
2014年ドンバス戦争以降、ウクライナの「アゾフ連隊」などで戦ってきたロシア人右翼の義勇兵
◎2022年8月にウクライナ領土防衛隊の部隊として結成された
◎創設者のデニス・カプースチンはドイツ育ちのロシア人で、2018年頃にウクライナへ拠点を移した(と報じられている
◎構成員の中心は、ウクライナに住むロシア右翼の移民に依存している

RadioFreeEurope
ラジオ・フリー・ヨーロッパ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91
設立は1949年、対共産主義のプロパガンダ機関です。当初は資金はアメリカ合衆国議会から提供され、CIAが運営と管理に大きな影響を持っていました。
詳しくは、URLを読んでください。
その後変遷を経てまだ活動しています。
現在はチェコのプラハとラトビアのリガに主な拠点があるようです。CIAの運営する反アメリカ的な国に対するプロパガンダ放送機関と言っていいと思います。

なぜ、RadioFreeEuropeの説明をしたかと言うと❓
ウイキペデアの記述に出てくるからです。
<RadioFreeEuropeの報道した内容>
2018年11月、アゾフ大隊による政治活動を報じた記事の中で、カプースチンが米国からキエフに呼び寄せた極右活動家を支援したりアゾフ大隊の政治宣伝を行っていたと報道した。右翼過激主義研究者のロバート・クラウスは、カプースチンが10年以上の歴史を持つネオナチ・ファッション・レーベル「ホワイト・レックス」の創設者であり、・・・・

NovayaGazetaEuropeノヴァヤ ガゼータ ヨーロッパ
組織の趣旨が不明
その主張
ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州内務省は、カプースチンをドイツで「最も影響力のある」ネオナチ活動家の一人だと主張したとされる。ドイツの治安当局は2019年にカプースチンの活動が「自由で民主的な基本秩序に反する」という理由でシェンゲン圏全域への入国禁止措置を課した。

※以上の記述から分かることは・・・
創設者のデニス・カプースチンは、2019年までドイツで活動していた有力なネオナチの活動家で、2019年にドイツの治安当局が「シェンゲン圏全域への入国禁止措置を課した」とあります。

その後2018年ごろウクライナに入国して、2022年8月にウクライナ領土防衛隊の部隊として結成したことになります。

創設者のデニス・カプースチンはドイツ治安当局から有力なネオナチ活動家と見なされ入国禁止処分を受けています。そしてロシア義勇軍団の構成メンバーは、ウクライナ国内でアゾフ連隊などとともにドンバス戦争に参加していたロシア右翼の移民が中心であると思われます。

そこから分かることは、「ロシア義勇軍団」は創設者がネオナチであり、メンバーもネオナチかネオナチと関係のある人間が多いと言うことです。

アゾフ連隊
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%BE%E3%83%95%E9%80%A3%E9%9A%8A
「アゾフ連隊設立の背景には、2014年2月から4月にかけてハルキウでも激化していた2014年ウクライナでの親ロシア派騒乱がある」
2014年のウクライナのクーデターの時に設立されています。中心は、ネオナチその他右翼的過激思想の持ち主が中心です。
今では、ウクライナの英雄部隊です。
現在は、第3強襲旅団に改組されています。

※ロシアが、ウクライナをネオナチと呼ぶ理由が分かると思います。
これらのネオナチや過激組織に資金提供していた人間の中に新興財閥のイーホル・コロモイスキーが含まれるとされています。
『2014年4月に自州に「ドニプロ-1」特別任務パトロール警察大隊として最初に設立、この他にこの時、アイダール大隊、アゾフ大隊、ドニプロ1、ドニプロ2、ドンバス大隊の各部隊にも資金提供したとみられている。』
その後、クーデター側の大きな構成要素になるネオナチ系や過激右翼系の部隊が編成されています。

イーホル・コロモイスキーはゼレンスキーのパトロンである可能性も指摘されています。(ゼレンスキーは否定)

このような前歴と経歴を持つ「ロシア義勇軍団」が堂々と2022年8月からウクライナ領土防衛隊の部隊として活動しています。
要は❓
プーチンと戦うものは、ネオナチだろうと過激右翼だろうと何でもいいと言うことです。
2014年にCIAが組織したクーデターの主体の中身は、今も同じと言うことです。

こんな連中に西側が総出で資金提供してロシアと戦争させています。
「プーチンを潰すならヒトラーでも構わない」と言っているのも同じです。

ロシアが戦争目的を大祖国戦争に変化させた理由が分かりますか❓
ロシアから見ると「ウクライナ=NATO=ネオナチ=ヒトラー」だからです。
姿を変えた21世紀のヒトラーがロシアを侵略しようとしている構図に見えるわけです。

こうやって順に説明を聞くと、欧米のウクライナの「ホワイトウオッシュ」ぶりは、すごいでしょう❓

ヒトラーまがいのネオナチを、正義の味方に仕立て上げました。
(それを実行したのはCIAだとロシア側は主張しています
『2月25日ニューヨーク・タイムズ紙の記事についてのスプートニクの記事<ウクライナ紛争2024.3.12』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/98bff74d894c1bb1baeed18e35167dfa

ウクライナ紛争の裏側の事実を知ると、本当に嫌になります。

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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