「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

恣意的な権力の乱用がG7の影響力を低下させ、今や西側の親睦会<2024.06.15

2024-06-16 19:01:35 | ヨーロッパ

「連帯いつまで」 ゼレンスキー氏がG7サミットでみせた切迫感 問われる国際社会の決意
2024/6/14 17:14
https://www.sankei.com/article/20240614-BUMRWFMDERLOXP6ARV7AUP35WE/

G7は、以前は世界をリードする立場にあったと思います。
設立は1975年、西側の主要国首脳会議として発足しました。そのため、どうしても東西冷戦時代の思考から抜け出せません。
東西冷戦が西側の勝利で終わって、もう30年以上が経過しました。G7はその後、欧米の一極支配の代弁者となりました。
欧米の力の衰退とともに、今は欧米と新興国の対峙の構造が生まれました。グローバル・サウスと呼ばれる国々の急速な経済的・政治的台頭です。

その結果としてG7が、指導的立場を維持しようと思うならG7が先進国代表から、世界代表に性質が変化(または進化)する必要があります。

しかしG7の構成国は、相変わらず西側代表の性質のままです。東西冷戦の時代は、それでも共産主義との対峙でしたから政治的中心として機能しました。

現在は、世界の中の西側の意見を代弁する機関になりました。もう世界をリードする立場にないし、その資格がないことに気が付きません。
その結果、西側のプロパガンダを主張し垂れ流すだけの機関になってしまいました。

例えば、ウクライナ紛争に関して何かを判断したり決めたりするのは、G7ではありません。
何故ならG7は、ウクライナに関与しており中立や公平と言う立場がありません。だから単なるウクライナ応援団でしかありません。
東西冷戦時代の思考のままだから、こうなります。
戦争を煽るだけで、和平の仲介は出来ません。

このように考えると以前のG7に近いのが、現在のG20です。ここには、公平とは言えませんが先進国とそれ以外の第三世界の代表国が、半々程度が参加しています。

どうしても少数で何かを決めたり判断するならG20で行うべきです。

ガザ紛争なら、もっと極端です。
G7は、一方的なイスラエル支持でした。
今でもイスラエル支持の傾向が強いです。
第三世界は、全然違いますね❓
中立であるかパレスチナよりでした。

G7が、もう世界をリードする機関としては資格を失っている証明です。
今では、単なる西側の意見の代弁機関にすぎません。

日本政府も日本人も、この重大な認識間違いに気が付くべきだと思います。
特にマスコミを見ると中立や公平の立場はなくなり、西側のプロパガンダ機関です。

『国際NGO「国境なき記者団」(本部・パリ)は3日、2024年の「報道の自由度ランキング」を発表した。 調査対象の180カ国・地域のうち日本は70位(前年68位)となり、主要7カ国(G7)の中で依然、最下位だった。2024/05/03』

ウクライナ紛争に関しては、欧米のマスコミも相当偏っています。
日本のマスコミは、更に輪をかけて酷いです。
だから「報道の自由度ランキング」70位です。

ウクライナ紛争に関しては、全部同じです。
「ウクライナ絶対正義!ロシア極悪!」
このプロパガンダを延々と繰り返すだけでないですか❓

戦争には、その前提となる経緯や原因があり、どちらかが正しくどちらかが悪いというケースは、ほぼありません。
どちらにも非も言い分もあります。

ウクライナ紛争の経緯と原因については、過去に何回も日記に書きました。それを読めば、どちらの言い分に妥当性があるかは、非常に疑問です。
少なくとも、どちらかに一方的に関与する妥当性は、どちらにもありません。

要は、時代が変わりもうG7は・・・
『単なる西側の意見の代弁機関にすぎません。』
と言う点を強調したかっただけです。

『「報道の自由度ランキング」70位』
この仲間には、なりたくないでしょう❓


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