「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナがロシア領で捕虜(ウクライナ人)輸送機を撃墜<ウクライナ紛争2024.1.25

2024-01-26 10:02:44 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

捕虜輸送のロシア軍機墜落、欧米製ミサイルで撃墜とウクライナを非難
ロイター編集
2024年1月24日午後 11:30 GMT+939分前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/T64VDHQQKFMHBK6W2ECBMSRSEE-2024-01-24/

ウクライナ捕虜65人を乗せたイリューシン(IL)76軍輸送機がウクライナとの国境近くのベルゴロド市北東のコロチャンスキー地区で、ウクライナの発射したミサイルにより墜落されたのは、事実のようです。

ウクライナ側も捕虜交換が24日に予定されていたことを認めています。

<ウクライナ・プラウダの当初の報道>
「ウクライナのメディア、ウクライナ・プラウダは当初、軍関係筋の情報として、同航空機にS―300ミサイルが搭載されていたためウクライナが撃墜したと報道。ただその後、他の情報筋で確認できていないとして訂正した。」

<その後のウクライナのコメント>
「全てのデータを精査するには時間が必要だ」
「コメントするのはもう少し後になる」

<ロシア国防省のコメント・・・>
「ウクライナ指導部は、確立された慣例に従いウクライナ軍兵士が(捕虜)交換のためにこの日にベルゴロド飛行場に軍用輸送機で輸送されることを知っていた」
「これまでの合意に基づき、捕虜交換はこの日の午後にロシアとウクライナの国境にあるコロチロフカ検問所で行われることになっていた。・・・」

ロイターの記事で分かるのは、これだけです。
2022年にも似たような事件がありました。

『捕虜50人死亡の爆発、ロシア民間軍事会社の仕業と非難 ウクライナ』
2022.08.04 Thu posted at 07:42 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35191411.html
東部の収容所で捕虜50人以上死亡 ウクライナ、国連と赤十字に調査要請
2022年7月30日
https://www.bbc.com/japanese/62359121

真相は今も不明です。当時はロシアの犯行説が主張されましたが、国連は現地への調査団の派遣を断念しうやむやのままです。
https://sp.m.jiji.com/article/show/2876628?free=1

※今回の事件は、ロシア領の空で起きたので事実関係は明らかです。ウクライナ側からのミサイル攻撃によるものです。
何故?ウクライナは捕虜が搭乗していることを通知されていた捕虜輸送機を攻撃したのか?
ウクライナ捕虜65人は、本来なら1月24日に捕虜交換されウクライナに帰国するはずでした。遺体となって帰国しなければなりません。

※更にはCNNの記事によると❓
ロシア、ウクライナが撃墜と非難 輸送機墜落で
2024.01.25 Thu posted at 07:40 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35214339.html
『声明では「記録された砲撃の激しさは、最近ベルゴロド飛行場に向かう軍輸送機の増加に直接関係している」と指摘。その上で、テロリストの脅威をなくすために、武器輸送手段を破壊し、空域を制圧するための手段を今後も講じるとしている。』
この軍用機がウクライナ人捕虜の輸送中であることをウクライナ軍が知らなかった可能性もあります。連絡ミスで自国の兵士を撃墜したとするなら、余りにもお粗末すぎます。

※そしてこの事件には重大な問題があります。
西側がウクライナに武器供与する条件は❓
ロシア領の攻撃には使用しないとの約束です。
もしロシア議会のアンドレイ・カルタポロフ議員が発言している「アメリカ製かドイツ製のミサイル」が攻撃に使用されたとすると、武器供与の約束違反です。当然ながらNATOにも何らかの跳ね返りがあるでしょう。
何より西側が、特に長距離の攻撃兵器の供与を停止するかもしれません。そうでなくても今、西側の武器供与は滞りがちです。長距離の攻撃兵器の供与を停止する絶好の口実になります。

※私がウクライナに関して腹立たしい点があります。
絶対に自分たちのミスや間違いを認めようとしません。
全部、相手に責任転嫁して非難します。
<今回の件>
『ロシアはウクライナ人捕虜の命を「もてあそんでいる」 ゼレンスキー氏』
2024年1月25日 9:47 発信地:キーウ/ウクライナ [ ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3501910?cx_part=top_topstory&cx_position=1

ウクライナ軍がロシアの軍用輸送機を攻撃目標にしたのは、普通に考えるならウクライナ内部の連絡ミスだと思います。いくらなんでも軍用輸送機にウクライナ人捕虜が搭乗していると事前に分かっていれば攻撃はするはずがないと思います。
当該軍用機に捕虜交換のためのウクライナ人捕虜が搭乗していることをウクライナ政府がウクライナ軍に連絡していなかったために、ウクライナ軍は単なる標的だと思い攻撃した可能性が大です。
それで、良くロシアを非難できると「つらの皮の厚さ」に感心します。大体、いつも同じです。
何でも悪いのは、ロシア。
自分たちは正義。
それでほかの国が納得すると思うなら❓
大間違いだと思います。
やがては、今支援している国々にもウクライナから手を引く国が増えていくと思います。
それで、自分たちに何の得があるのか❓
戦争に関しては、責任は同等だと個人的には考えています。「被害者づらも!大概にしろ!」と思うのは、私だけでしょうか❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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