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「北の山・じろう」時事日記

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現代のシルクロードは、「鉄の道」中国~キルギス~ウズベク路線着工<2024・12・31

2025-01-13 11:21:59 | 中国と東アジア

AFPBB 2024年12月28日
『中国~キルギス~ウズベクを結ぶ新路線、着工』

https://www.afpbb.com/articles/-/3556188

建設区間は、中国新疆ウイグル地区カシュガル~キルギスのジャララバード~ウズベクのアンデイジャン
総延長523km、中国区間155km、キルギス305km、ウズベク63km

中国からヨーロッパ方面に行く鉄道は、現在はカザフスタン経由です。
ところが線路の幅が違います。カザフスタン側1520mm、中国側1435mm(標準軌)
これは相手国の軍事の運航を妨害するために隣国とのレール幅を変えるためです。
だから、一々乗り換えや積み替えが必要です。輸送効率は大幅に低下します。
カザフスタン側が、軌道幅の変更に応じなかったのだろうと思います。

新規に建設すれば、この問題は解決します。そのために中国がキルギスとウズベキスタンに働きかけて、今回のプロジェクトが始まったのであろうと思います。

現代版のシルクロードは、鉄の道と言うわけです。
地図を見るとウズベクのアンデイジャンは、キルギスのすぐ西隣です。ほんの途中駅にすぎません。
この先のルートは、これから関係する周辺国と話し合って決めるのだろうと思います。
その先にカスピ海があります。カスピ海の北回りのルートになるか南回りのルートになるかで、周辺諸国は大きな利益を得たり、得られなかったりします。

もし平和な時代であれば、北回りでウズベク~カザフスタン~ロシア南部~ウクライナ~ポーランド~ドイツ~フランスと鉄道は伸びると思います。戦争がなければ、このルートが優先されるでしょうね。しかし、今はリスクがあります。

南周りのルートは、ウズベク~トルクメニスタン~イラン~トルコ~バルカン半島

※ここにアフリカとの関係も影響します。
シナイ半島~エジプト経由~南アフリカ
シナイ半島は回避してイラン~イラク~サウジ~イエメン~アフリカのジプチ~南アフリカ
このルートは、イエメンがネックになります。
しかし中国は、このルートに備えてジプチに海軍基地を設けています。

アフリカまで考えるとカスピ海南回りルートを優先的に考えているのかもしれません。

中国の長期計画は、遠大でしょう❓
太平洋で中国封じ込めなど考えている某A国と某N国の構想の小さすぎが分かると思います。
東を封じたところで中国の経済圏と政治力は西に延びていきます。

だから❓
中国と軍事力で対決しようなどと考えるのは、バカの極み!
(世界地図を見て考えろ!)
これは難しいことでも何でもありません。そこら辺のニュースのキレッパシを読んで地図を見て考えれば誰にでも分かります。
おっとっと❓


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