「北の山・じろう」日記

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(インド)モディ首相が、イスラエル・ハマス問題に沈黙するわけ?<2023年10月

2023-11-02 18:35:44 | 東南アジア~西アジア

2014年からインドの首相を務めるナレンドラ・モディ氏。
ヒンドウー至上主義を主張するインド人民党を支持基盤にのし上がりました。
ヒンドゥー・ナショナリズム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0

簡単に言うとインドの過激民族主義です。
インドの二番目に大きな宗教が、イスラム教です。インドのムスリム人口は、総人口の約14・2%で約1億8千万人です(2011年)。

インド人民党が政治勢力を強める過程でヒンドゥー教徒のイスラム教徒への迫害が増加しました。
モディ首相になってからは、迫害が弾圧に変わりました。これが現在も続いています。

モディ首相は、周辺のイスラム諸国から嫌われいるか憎まれています。だから何も発言できません。もしパレスチナ支持的な発言をしてしまえば、国内のイスラム教徒弾圧政策と完全に矛盾します。

第三世界のリーダーのように最近のインドは振舞いたがります。しかし、約20億人のムスリムを敵に回せば、イスラム諸国に支持を得るのは、到底不可能と言えるでしょう。

モディ首相とインド人民党が独裁的な権力を握る今のインドは、極端に外への広がりのない国になっています。過激民族主義の弊害の一つと言えるでしょう。インドの周辺国は、全部イスラム国であるかムスリムが多く住んでいます。インドにさえ約1・8億人住んでいます。周囲が全部、敵です。やっていることは反対で民族と宗教の違いを超えてインド国民が融和する政策が、インドには必要です。
そして日本を含む諸国のインドへの態度も普段の主張とは正反対です。人権・自由・民主主義。モディ首相とインド人民党がヒンドゥー・ナショナリズム政策をとり最近は独裁的傾向が強まりました。そのインドを支持するのは、「人権・自由・民主主義」が単なるスローガンに過ぎないことを証明しています。
インドの独裁は、いいです。中国とロシアの独裁は悪いです。完全なダブル・スタンダードでしょう。アメリカは自分に利益があれば、平気で独裁国家と手を組みますし支援もします。
そして独裁国家を批判するのに「人権・自由・民主主義」を使います。

今のアメリカやNATOは、こんな歪んだ国になりました。そんな国々と過度に親しくなれば、日本もダブル・スタンダードの立場に立つ国だと思われます。

アメリカやNATOとは、付かず離れず程度に付き合いつついつでも離れられるような外交が必要なわけが、分かりますか?

アメリカやNATOしか付き合う国がなくなれば、日本は世界の中で孤立します。ダブル・スタンダードの立場に立つアメリカやNATOは、今既にそうですが時間が経過するほど欧米以外の国や地域から孤立していきます。

日本がどうするべきかは、考えるまでもなく明らかだと思います。だから「日本は、ダブル・スタンダードの立場に立たない」・と方針を明確に決めておけばよいのです。

国の外交方針は、長い目で考えより合理的で妥当なものでなければならない事が分かると思います。これが理解できないものは❓

「愚か者」です。



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