「北の山・じろう」日記

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意味不明なウクライナ軍のクルクス州侵攻作戦とニューヨルクNiu-Yorkのウクライナ軍<ウクライナ紛争2024/08/07

2024-08-08 10:26:01 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.08.7
①ウクライナ軍がロシア領クルスク州に侵攻、ロシア軍は二ューヨークの高台を占領
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-troops-invade-russian-kursk-oblast-russian-troops-occupy-new-york-high-ground/
2024.08.8
(続報)ウクライナ軍のクルスク侵攻、20拠点を占領してコレネヴォ郊外に到達
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-troops-advance-into-kursk-seizing-20-bases-and-reaching-korenjevo-outskirts/

確かにロシア側は国境警備隊程度の部隊しか配置していない場所を攻めるのだから進撃は出来ると思います。

ForbesのDavid Axeすら疑問を呈した作戦です。
https://forbesjapan.com/articles/detail/72991

今、ドネツク州ではポクロウシクPokrovsk戦線は壊滅的と言うべき状況です。
トレツクТорецьк ~ニューヨルクNiu-York方面もはっきり劣勢です。

※紛らわしいので「ニューヨーク」を「ニューヨルク」と表記変更しました。どうしてもNYのように聞こえて違和感があります。発音を聞くと「ニウ・ヨルク」と聞こえます。

<コメント欄「ろみ」氏のコメントから>
『投入戦力は、第82独立空中強襲旅団と第22独立機械化旅団で諸兵科連合による機動戦。
即応してくるヘリ対策も万全で輸送中の車列への攻撃等にも成功し制圧した面積も広くこの攻撃が入念に準備されていたものと伺えますね。』

疑問だらけなのでコメント欄も賑やかです。
強襲旅団1+機械化旅団1の連合編成ならそれなりの戦闘力はあります。ただし兵力は、せいぜい6000人程度でしょう。
※越境兵力についてはメデイアのニュースは300人と報道しています。
https://jp.reuters.com/world/ukraine/47ZFFNADHZLJFOESETZ2DSOOJE-2024-08-06/
しかし①の記事の略図を見るなら、これほどの面積を300人で制圧するのは、不可能です。最低数千人規模の人員と火力を持つ部隊でしょうね。2個旅団が正しいと思います。


ちなみのハルキウ州北部のロシア軍が35000人程度です。
そこそこの越境侵攻作戦をするのなら、最低でも数万人の兵力は必要です。6000人程度では多少越境してロシア領を荒らしまわるぐらいしか出来ないと思います。

スームィ州方面にはロシア軍は15000人程度配備して、こちらも国境付近で嫌がらせをしているはずです。この部隊を回せば対応できますし、ロシア国内であれば徴集兵も送り込めます。
※ロシア軍の徴集兵はロシア国内の戦場にしか投入できません。

つまり多少時間がかかるにせよロシア軍が集結してしまえば、たかが6000人程度のウクライナ軍は、逃げ帰るしかないと思います。
ロシア領で戦えば包囲・殲滅されると思います。

つまり❓
支離滅裂・意味不明な説明のしようのない作戦です。

ドネツク州のポクロウシクPokrovsk戦線やトレツクТорецьк ~ニューヨルクNiu-York方面で負けそうなので、その目晦ましの作戦なら説明は、つきます。
「あっちで負けたけど(小声で)、こっちで勝ってる!(大声)」
こういう目的なら分からなくもありません。

しかし❓
負けそうな「アッチ!」に増援部隊を送って頑張るのが筋道でないのか❓

こんなバカげた話を聞いたら、ポクロウシクPokrovsk戦線やトレツクТорецьк ~ニューヨルクNiu-York方面のウクライナ軍は、益々速やかに自主的に撤退するに違いありません。
誰だって負け戦で死にたくはないでしょう❓
参謀本部が現場を見殺しにすれば、現場は戦うと思いますか❓
どうもウクライナの大統領府や参謀本部は、兵士を数でしか数えていないように見えます。

ドニプロ川東岸のクリンキーよりは、マシです。
負けたらウクライナ軍は陸路で逃げ出すことが出来ます。
クリンキーは背後がドニプロ川なのでひたすら無駄に死ぬしかありませんでした。
似たような作戦のように見えます。
多分、考え出したのは某ゼレンだと思います。

クルクス州でこんなバカな事をやっているから❓
ニューヨルクNiu-Yorkの戦場ではロシア軍が市街北西部の高台を制圧しました。多分、数日で1・3km進撃しています。市街戦をやっているんですよ❓
守備に就いていたウクライナ軍が「自主的に!」撤退しない限り、こんなことはあり得ません。
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-894th-day-of-the-invasion-russian-forces-advance-more-than-3-km-and-occupy-the-eastern-suburbs-of-new-york/
昨日は、市街南東郊外のウクライナ軍が、この広さを見ると旅団規模(数千人)の部隊が一気に撤退しています。
三方向から包囲された一番奥にいますから撤退しなければ、やがて包囲されます。
だからこの付近のウクライナ軍の大隊指揮官が相談して一気に撤退したのだろうと思います。(旅団レベルの判断ではないと思います。)

次の日の今日は、市街地を攻めていたロシア軍が市街地の北側まで突破しました。

これらを総合するとニューヨルクNiu-York方面のウクライナ軍は、どのレベルの判断かは分かりませんが、ニューヨルクNiu-York方面全域を放棄しつつあるように見えます。

その北の市街地のネリビウカNelipivkaで戦うかは疑問です。そうなると最大市街地を持つトレツクТорецькまで撤退するかもしれません。

一気にトレツクТорецьк攻防戦が始まります。
先週は、「まだしばらく先だろうな」と思っていたことが次々と実現してしまいます。

それは、ポクロウシクPokrovsk戦線やトレツクТорецьк ~ニューヨルクNiu-York方面では、ウクライナ軍が自主判断で撤退しつつあることを示唆しています。

このような現状があるのにですよ❓
強襲旅団1+機械化旅団1の連合編成部隊で、ロシア領のクルクス州侵攻作戦を実行して、何か意味がありますか❓

「ドネツク州中部は放棄して、その代わりにロシア領のクルクス州を少々占領しよう」
このような意味になります。

ドネツク州中部を放棄すれば、やがて南部と北部もロシア軍が制圧するでしょう。

結果としてこうなることを、某ゼレンは考え付いたことになります。
それを「唯々諾々」として実行するシルスキー。
ウクライナは大統領府も軍も末期的だと言わざるを得ません。
キエフから、あれこれ言ってもここまで敗勢が濃くなれば戦況は変わりようがありません。

こうなれば前線の兵士たちは大隊単位で各自、生き残ることを考えるべきだと思います。
戦えば大統領府と参謀本部に見殺しにされるでしょう。
既にアウデイーイウカの守備部隊は、そうなっています。

何とも言いようのない気分です。
太平洋戦争末期の旧日本軍を見る思いがします。
つまり今のウクライナ大統領府は陸軍独裁内閣と同じだと言うことです。
ウクライナ兵が一人でも多く生き延びることを祈るばかりです。

※関連記事
ウクライナ軍、ロシア3集落制圧 国境で激戦、新兵捕虜に
2024年08月07日20時29分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024080701074&g=int
ウクライナ軍、ガス施設制圧 ロシア西部に非常事態宣言
2024年08月08日07時32分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024080800313&g=int


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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