「北の山・じろう」日記

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2008年4月の(ルーマニア)ブカレストNATO首脳会議がウクライナ紛争を引き起こした<ウクライナ紛争2024.2.28

2024-02-28 14:39:38 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ジョージアの記事を2本書いているとジョージアとウクライナのロシアとの紛争の類似性に気が付きます。
理由が同じだからです。
ロシアの恐怖が、ジョージアとウクライナに対する軍事力の行使をも辞さない防衛行動を生み出しました。
ロシアの恐怖とは、NATOの東方拡大です。

それ以前は、ロシアとNATOは対立する部分はあったものの話し合いと協調はありました。しかし摩擦は増えつつありました。

その摩擦を決定的なものにしたのが・・・・・
『2008年4月にルーマニアの首都ブカレストで開かれたNATO首脳会議』
ロシアとジョージアの問題
ロシアとウクライナの問題
全部、ここから始まりました。
特にウクライナ紛争に関しては、アメリカとNATOが自分たちを正当化するために(出来るだけ)隠していることです。

この会議では、アルバニアとクロアチアのNATO加盟を承認しました。
もう一つ決定的な事があります。それは❓
当時のアメリカのブッシュJr大統領が『旧ソ連のウクライナとジョージアのNATO加盟を提案』したことです。
そして❓
『ウクライナとジョージアもNATO加盟を明確に表明』しました。

当時のプーチン大統領の反応
会議後緊急記者会見を開いて声明を出しました。
『強力な国際機構が国境を接するということはわが国の安全保障への直接的な脅威とみなされる』

当時、フランスとドイツは地域の不安定化を招くと反対したことを、アメリカのブッシュJr大統領が強行しました。

これが、ロシアのジョージアへの軍事介入を引き起こしました。
『南オセチア紛争2008年8月7日 - 8月16日』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E3%82%AA%E3%82%BB%E3%83%81%E3%82%A2%E7%B4%9B%E4%BA%89_(2008%E5%B9%B4)

この時は、フランスが即時停戦を働きかけて停戦に持ち込みました。
当時のフランス大統領は、「ニコラ・サルコジ」です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%B8
ジョージアには、サロメ・ズラビシュヴィリがいました。
2006年1月に「事実上の一党独裁」を批判して、新党「ジョージアの道」を結成し、当時の大統領のサアカシュヴィリに対する抵抗勢力の政党の指導者です。
2005年10月19日まで外相を務めていましたから交渉できる顔がありました。何よりフランス人ですからフランス大統領との強いコネがあります。
「サルコジ&ズラビシュヴィリ」が素早く動いて停戦に持ち込んだと言えます。
ズラビシュヴィリは2019年からジョージア大統領です。

2014年ウクライナ・クーデターが、ロシアのクリミア侵攻とドンバス戦争を引き起こします。
ドンバス戦争
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%83%BB%E3%82%BA%E3%83%A9%E3%83%93%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%AA

これが、今に続くウクライナ(VSロシア)紛争の始まりです。
しかも、2014年ウクライナ・クーデターはアメリカ(バイデン)がウクライナの過激民族主義者を利用して引き起こしました。その後出来た政権はアメリカの傀儡政権と言えます。

ドンバス戦争は、ドイツの当時首相のメルケルが戦争拡大の防止に動き、2015年ミンスク2(ミンスク合意)が調印され、一旦は戦争の拡大は防がれました。

その後、2019年突然ゼレンスキーが彗星のごとく登場し大統領になりました。その政党である「国民のしもべ」も国会の過半数の議席を得ました。
(これも随分、不自然でしょう❓その前のポロシェンコがロシアに対して強硬路線を取らないので、もっと便利な道具を作ったと見えなくもありません・・・)

ゼレンスキーは誰かの期待に応えて、2021年ドンバス戦争を激化させてロシアを煽ります。
予定通り、2022年2月24日ロシアがウクライナ侵攻を開始しました。
『ロシア・ウクライナ危機 (2021年-2022年)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E5%8D%B1%E6%A9%9F_(2021%E5%B9%B4-2022%E5%B9%B4)

※関連記事(AFP)
ロシア大統領、NATO首脳と会談 「冷戦回帰」否定でも成果なし
2008年4月5日 4:38
https://www.afpbb.com/articles/-/2374030
NATO首脳会談、グルジアとウクライナの加盟は先送り
2008年4月4日 8:4
https://www.afpbb.com/articles/-/2373606
NATO首脳会議が開幕、アルバニアとクロアチアの加盟を承認
2008年4月3日 10:20articles/-/2373245

※こうして順番に見てくると誰がどうしたからドンバス戦争が起こり、誰がどうしたからそれが拡大したのか分かると思います。
2008年4月からアメリカが仕組んだ予定の路線とも見えなくもありません。

※これだけの念入りな仕掛けをしてロシアを引っかけておいて❓
よくもロシアを「極悪」に出来るものだ❓
と、ウクライナとアメリカとNATOの「ツラの皮の厚さ」に非常に感心します。
真っ黒ウクライナの「真っ白な厚化粧」ぶりにも感心します。よくも❓そこまで、誤魔化せるな❓

※これがウクライナ紛争における、ウクライナ側の面々のやっていることでございますよ❓
おかげで、毎日大勢のロシア人とウクライナ人が死んでいます。

ロシアが正しいとは言いません。良いとも言いません。
しかし、ウクライナとアメリカは悪すぎませんか❓
イラクに戦争を仕掛けて叩き潰した構図と同じでないですか❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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