「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

露独立系メディアのインタビューに応じたランド研究所チャラップ氏の意味深な見解とは❓<ウクライナ紛争2023年11月29日

2023-12-01 02:49:49 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

Meduza(露独立系メディア・メドゥーサ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Meduza
ランド研究所
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80

※本文の前に一応、説明します。メドゥーサはロシア人がロシア国外に立ち上げた中立系のニュースサイトです。
ランド研究所は、ごく真っ当なアメリカの非営利の研究所です。

航空万能論
2023.11.28
米ランド研究所、反攻失敗は戦争継続への合理性に疑問を生じさせる
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/us-rand-corporations-failed-counteroffensive-raises-questions-about-the-rationale-for-continuing-the-war/

専門の研究員の見解ですから非常に興味深いものがあります。メデイアでは、絶対にお目にかかれませんね。少々長いですけれど、読むと参考になると思います。チャラップ氏の結論部分だけ引用。

※戦争が長引くと、どうなるか❓
『“さらに長期戦のシナリオは極めてロシアに有利だ。あと5年も戦争が続けばウクライナ人難民は故郷に帰れなくなり、ウクライナのインフラは破壊しつくされるだろう。この戦争はロシアよりウクライナとその経済に大きな影響を及ぼす。どれだけパートナーから支援を受けても「穴の空いた樽」に資金を注ぎ込むようなもので、ロシア軍による都市攻撃が止まらなければウクライナは課税基盤の形成も、復興に必要な投資も呼び込むことができない”』

※チャラップ氏の結論
『“戦争自体は予測不可能なものだが、ウクライナの戦争がどのように終わるかは大まかに說明できる。双方とも戦場で完全な勝利を収めることは出来ず、将来的にも双方が互いの脅威になりうる軍事資産を保有し続けるだろう。さらに重要なのは双方が互いに領土の主張を行なうことになるという点で、停戦に漕ぎ着けても上記の要因を政治的に解決するのも、平和条約を締結するのも、関係の正常化も見込めないだろう。そのため停戦はホットフェーズの終わりを意味するだけだが、この戦争の再発を防げるかどうかが最も重要だ”』

大体、これが予想される戦争終結のようです。
停戦に向けた話し合いが始まるかどうかは、ウクライナ次第のようです。長引けば、チャラップ氏の見解の通りになると思います。遅かれ早かれウクライナは、停戦に向けた話し合いを始める以外に道はないと思います。



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