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利用者200万人台を回復 3年ぶり 北近畿タンゴ鉄道

2009-05-15 | 地域交通

京都新聞(5月15日付)

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200万人台を3年ぶり回復 KTR昨年度実績

北近畿タンゴ鉄道(KTR)はこのほど、2008年度の運輸旅客実績をまとめた。企画切符や企画定期券、KTR乗車をコースに採り入れたバスツアーが好調で、輸送人員は前年度比1.6%増の200万3,400人と、3年ぶりに200万人台に乗った。運輸収入は、景気悪化で滞在型観光客やビジネス客の利用が伸びず、同1.7%減の10億2,150万円となった。

「天橋立まるごとフリーパス」などの企画切符や「無記名全線パス」など企画定期券の販売、KTRを観光資源ととらえたバスツアーが好調だった。通勤定期収入は同12.3%と大幅拡大し、定期利用客数は4年ぶりに100万人台を回復した。

一方、景気の悪化と暖冬で12月以降の特急利用が落ち込んだ結果、定期外利用客は低迷したという。

KTRは「景気の影響は大きいが、企画切符などの試みは着実に実績を伸ばしており、今後もさまざまなアイデアを出していく」としている。

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