京都新聞(8月7日付)
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中古車輸出が激減 ロシア関税上げで 舞鶴税関管内
大阪税関舞鶴税関支署は6日、今年上半期の管内(舞鶴港と福井県内浦港)の貿易概況を発表した。輸出は、中古車がロシアの税関引き上げに伴って前年同期の7%に激減したものの、船舶が好調で、伸び率は2期連続でプラスを維持した。輸入は、石炭げ減少し、3期ぶりのマイナスになった。
貿易額の内訳は、輸出が138億円(前年同期比6.5%増)、輸入が178億円(同22.6%減)の輸入超過で、3期連続。
輸出では、ロシアが輸入関税を引き上げたのに伴い、中古車が7億円(同93%減)に落ち込んだ。一方、前年は国内向けが中心だった船舶では、新造船3隻がパナマなどに輸出されて111億円(同123倍)となり、全体を下支えした。
輸入では、発電用の石炭が電力需要の低下や単価の減少により、104億円(同25.4%減)となった。また、木材がロシアの原木輸出税引き上げに伴い、21億円(同18.1%減)に減少した。
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