SIDEWALK TALK

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七回忌

2010-01-31 10:16:34 | 日記・エッセイ・コラム
Lily3昨夜は、会社の新年会。

社員さんとのコミュニケーションは普段から心がけているつもりだけど、
酒席でのそれはまた別モノ。
「飲みニケーション」という単語は逃げ口上みたいで好きじゃないけど、
やはり必要なモノですね。
今朝はプチ二日酔い。Sunday Morning Blue です。


そして、きょうは亡父の七回忌法要。
ありがたいことに、毎年 命日には、
親父の同級生、JC の友だち、山仲間、ご近所さん、そして誰だかよくわからない人…etc
呼んでもないのに朝からお参りにきてくれて、最後は宴会(御斎)になる。


長男の僕は、親父が亡くなってから家長みたいな役回りになっていて、
自然、宴会のホスト役たらざるを得ない。
酒の肴は毎年、女房とお袋、その友だちが数名きてくれて準備していただいている。
事前連絡があるわけじゃないから、何人お参りにきていただけるかわからないんだけど、
例年どおりだと20~30名ほどだろうか?
七回忌だから、プラスアルファがあるかもしれない。


とにかく、
きのうに引き続き、今夜も長い夜になりそうだ。


ホールデン・コールフィールドは永遠に…

2010-01-29 14:35:00 | ニュース
サリンジャーが亡くなった。
91歳。老衰だった。


サリンジャーは、僕の思春期に、
直接的には彼の作品によって、
間接的には彼に影響された文学や音楽、映画を通して、
大きな影響を与えてくれた。
それがいいことだったのか?悪いことだったのか?
未だに僕にはわからない。

The Catcher in the Rye The Catcher in the Rye

 J.D. Salinger
 価格:¥ 670(税込)
 発売日:1991-05-01


1950年代、『ライ麦畑でつかまえて』の成功は、
サリンジャーを第一級の作家の地位に祭り上げた。
が、彼はこの名声を負担に感じ、
生まれ故郷 NY マンハッタンを引き払い、
ニューハンプシャー州の田舎町で隠遁生活をはじめた。
それ以降、オフィシャルな場(人前)に姿を現さなかった。


1965年の『 Hapworth 16: 1924 』を最後に、サリンジャーは新作を発表していない。
けど、1980年?、Boston Sunday Globe のインタビューに、めずらしく応じ、
次のように語った。

  I love to write, and I assure you I write regularly.
  But I write for myself and I want to be left absolutely alone to do it.

  書くのは好きだし、日常的に書くことはやめていない。
  だが、自分のために書いているだけだ。私のことはそっとしておいてほしい。

ということは、未発表作品が複数あるにちがいない。


サリンジャーはもっとも好きな作家の一人だが、
彼の訃報に接しても、不思議と何の感慨もわかなかった。
あると思われる未発表作品についても、何の頓着もない。
これは、サリンジャーが僕にとってすでに歴史上の作家で、
伝説の部類に属しているからだろう。


大人の世界のインチキを見抜く高校生
ホールデン・コールフィールドの反抗的で混乱した精神は、
今でも僕の Soul に何ごとかを語りかけている。

Mourn over the death of J.D. Salinger  

ソフトシェル

2010-01-27 14:56:05 | コスメ・ファッション
Softshellここ1~2年、トレッキングウェアに
「ソフトシェル」というカテゴリーの商品が急増し、
人気を博している。
昨年、僕も MILLET のソフトシェル・ジャケットを購入した。


「ソフトシェル」は、おそらく英字で「 soft-shell 」だろうから、
「柔らかい殻」という意味なのだろうか?
確かに伸縮性にすぐれていて、
身体にフィットするデザインなのにストレスはなく、着心地はバツグンだ。


さらに、保温性も高い。
先日、久住山に雪見登山をしたときも、
-10度以下にも関わらず、防寒具を必要としなかった。
内側は、フリース仕立てになっている。


そして、高い防水性も兼ね備えている。
耐水圧 10,000mm ということはレインウェアなみの防水性で、急な雨でも全然平気なのだ。
オマケに、防風性・透湿性に優れていると取説には書かれていた。


インナー or アウター、どちらで使用しても OK!
1年中(真夏は無理か)、着回しできるのがウレシイ。
サイドにはベンチレーション機能を併せ持ったジッパーポケット、
裾にはドローコードも完備。
ショルダーポケットもあります。


決して安価といえませんが、
トレッキング時だけじゃなく、下界でも着られるデザイン性。
僕は、ほぼ毎日、このソフトシェル・ジャケットを着て出社しています。

雪山ランデヴー

2010-01-24 23:04:00 | スポーツ
雪の久住山(1786.9m)にアタック!
バディは、
後輩のお姉ちゃんというか、女房の友だちというか、知人のお嬢さんというか、
タフで、お茶目で、そしてヒューマンタッチな女の子 N ちゃん。


曇り予報だったけど、山は予想以上にガスっていた。
途中(西千里浜付近)、有効視界は30メートルほどだっただろうか?
山頂付近の気温は-10度以下 。
くわえて、カラダごと持っていかれそうになるほどのかなりの強風で、
体感温度は-20度ほど。


Kujusan


このコンディションじゃ眺望は期待できないな
と、あきらめつつ山頂を目指してい歩いていると、神の配剤か?
強風がガスを吹き飛ばして、山頂が目前にいきなり現れた。
テンションを上げて、ピークへ向けてラストスパートのギアを入れる。


ピーク到達後も、やはり眺望は望めず。
ここで、またまた神の配剤。
今度は、眼下に雲海が現れた。


Sea_of_clouds


寒さには閉口したけど、
モノクロームの世界は感動もので、大満足の雪見登山でした。


ところで登山口で、台湾からの観光客が大型バスできていて、
僕らは夫婦にまちがえられた。
ホントに偶然なんだけど、
同じバックパック(色違い)、同じアイゼン、同じトレッキングポール。
これじゃカップルに見えるよな。

正直 悪い気はしなかった (^_^;)


Oh! JAL

2010-01-20 12:55:42 | ニュース
最寄りの空港(車で30分ちょい)
北九州空港には、基本的に JAL とスターフライヤーしか就航していない。
だから最近、自然、ANA よりも JAL に乗る機会が増えていた。


Jal


Oh! JAL
株主じゃないし、路線もおそらくキープされるだろうから、
とくだん心配はしていない。
マイレージは3万マイルほど貯まっているが、これも保護されるらしい。


Oh! JAL
日本に、果たして本当に、航空会社が2つ要るんだろうか?


世界で最も重要なロックバンド

2010-01-16 16:14:00 | 日記・エッセイ・コラム
昨年末にリリースされた R.E.M. のライヴ・アルバム
『 Live at the Olympia 』

"The Most Important Rock Band in the World"
と称されるだけあって、聴きごたえがある。


Live at the Olympia Live at the Olympia

 R.E.M.
 価格:¥ 2,875(税込)
 発売日:2009-10-27


39曲というヴォリュームだが、
セットリストにはヒット曲はほとんどラインアップされていない。
最新オリジナル・アルバム『 Accelerate 』収録曲以外は、ほとんどが初期作品。


「 This is not a show 」という MC が示すように、
硬派なギター・ロックとでもいうべきサウンド・プロダクションに仕立てられている。
アメリカ人でさえ聞き取れないといわれていた Michael Stipe のヴォーカルが少しマトモになっていた
と感じるのは、僕だけだろうか?


円熟しても、革新的な実験性はそのままに。
R.E.M. は、やはり「重要なロックバンド」だ!


リマスタリング

2010-01-15 14:10:00 | デジタル・インターネット
Blog今まで僕は、自分のブログを読み返すことはほとんどなかった。
基本、今後もそうだろう。
けど最近、この禁忌?を破って、過去のエントリーに手を加えることがある。


きっかけは、昨年末、
5年ほどもまえにエントリーした記事に対して、あるブロガーさんからコメントをいただいたことによる。
そのブロガーさんとのやりとりの中で、
話題を広げる(深める)ために、いくつかの過去のエントリーを紹介したことがあった。


僕は変節漢の質で、世間やメディアに流されやすいから、
いざ読み返すと、当時と今とでは感想(所感)がちがっていることが間々ある。
けど、私的ブログとはいえ、
1度エントリーした記事を削除したり、論旨を変えたりするのは卑怯な気がする。


だから、僕が暇つぶしにやってるのは、
読みやすいように改行したり、漢字や仮名・アルファベットなどの表記を変えたり、無駄な言葉を省いたり…
ポップミュージックでいうところの「リマスタリング」かな?

あらためて始めたころのエントリーを読んでみると、
まめにほぼ毎日更新してたり、思いの外マジメな記事が多いのには、自分でも驚いた。
なかには赤面してしまうようなのもあり、
どうしてこんなこと書いたんだろうと、自己嫌悪に陥るのもあったりする。


ウレシイのは、この拙いブログに、たくさんのブロガーさんたちからコメントをいただいていること。
僕の記事とは裏腹に、
エヴァーグリーンの輝きを放っていて、いま読んでもほっこりする。


ポートレイト

2010-01-11 09:56:27 | アート・文化
姪っ子が、僕と嫁さんの似顔絵を描いてプレゼントしてくれた。
似てるかどうかはともかく、モチーフとして選んでくれたことがウレシイ。


Portrait_2


嫁さんの方が大きく(手前に)描かれてるのは、
僕よりも嫁さんのほうが好きだからなのだろうか?
それとも、存在感があるからなのだろうか?
もしくは、力(上下)関係を感じてのことだろうか?


ともかく、外連味のない5歳の子どもにはこう見えてるようだ。


ミラノ 霧の風景

2010-01-08 09:55:00 | 日記・エッセイ・コラム
須賀敦子さんのような方が、本来、セレブリティと呼ばれるべき人なんだろう。
亡くなられて、もう10年ほどになるのかな?
とにかく、彼女の文章の美しさは比類がない。


ミラノ 霧の風景―須賀敦子コレクション (白水Uブックス―エッセイの小径) ミラノ 霧の風景

 須賀 敦子
 価格:¥ 914(税込)
 発売日:2001-11


翻訳活動など、多方面で活躍した須賀さんだが、
僕は彼女のエッセイがとくに好きだ。
なかでも、自身のイタリア(ミラノ)時代の想い出を綴った『ミラノ 霧の風景』がオススメ。
理屈抜きに、タイトルがイカしている。


セレブ特有の厭味など微塵もなく、
須賀さんの繊細な洞察を特有の美しい文章力で表現している。
また、この作品の重要なスパイスになっている須賀さんのユーモアのセンスもピカイチだ。
何よりも自由、かつ可憐なところがカッコイイ。


荒廃した今の日本では、もう須賀さんのような上品な随筆家は現れないような気がする。
そういった意味でも、この作品は貴重な1冊だ。


七草粥

2010-01-07 16:45:00 | アート・文化
Nanakusagayu_2昼飯に、七草粥がでた。
もしかしたら、食べるのはこれが生まれて初めてだったかもしれない。


少々味気なかったので、チューブのわさびとゴマを擂って入れてみた。
美味しくなったけど、そこいらのわさび茶漬けと何らかわりがない。
まっ、縁起物だから味がどうこういうものではないんでしょうが…。


もっとも僕は、春の七草は言えないし、七草粥の効用も由縁も知らない。
ただ食べてみて、ヘルシーなことだけはわかった。