
政府・与党は国会の会期を延長し、選挙日程をずらしてまで、
いわゆる「天下り禁止法案」の成立に躍起になっている。
「天下り」や「渡り」を根絶することに異を唱えるひとはいないと思う。
でも、公務員改革は、急ごしらえではできない。
ゴリ押しは避け、廃案にして練り直すべきだ。
太平洋戦争の敗戦により、
政界や経済界、皇室制度、教育制度、庶民生活等、ありとあらゆる日本のシステムがリセットされた。
凄まじいことに、国軍すら廃止された。
ただし、「官」だけは残った。
「官」とは明治維新で誕生した太政官政府のことで、
今では官僚機構とか公務員組織とか呼ばれているが、その本質は同じものである。
良きにつけ悪しきにつけ約140年かけて構築してきた「官」のシステムを、
わずか数日の付け焼き刃的な審議で改革できるとはとうてい思えない。
性急な審議は避け、参院選挙後、地に足をつけた議論をして法制化すべきだろう。
じゃないと、老獪な官僚機構は、この法案の抜け道を見つだすにちがいない。
前置きが過ぎました。
きょう、エントリーしたかった記事はコレ↓。
今回の参院選の与野党の目玉候補は、
横峰パパや丸川アナ、丸山弁護士、ヤンキー先生、有田芳生…etc
また、擁立に失敗した KING カズと島田洋七、あと誰かいたっけ?
彼らには申し訳ないけど、これは完全な票寄せパンダ。
官僚の天下り禁止も大切だけど、これじゃあ参議院は有名人の天下り先といわれてもしょうがない。
良識の府を標榜するなら、政党推薦の候補者は高い見識をもって選んでほしいですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます