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警告どおり 計画どおり

2011-04-06 13:05:00 | 社会・経済
Nuclear_power2福島原発の状態は、あいかわらず予断を許さない。
ド素人目から見ても、コントロール不能だということがわかる。
現地で、最前線で、命を賭して作業されている皆さんに、
深い敬意と感謝の念を贈りたい。


この国の人たちは、
困難に直面しても秩序正しく振る舞えるという美徳もあるが、
反面、一方向の世論にむやみやたらと傾斜する悪癖もある。
今後、深慮なしで、この国はアンチ原発の方向にすすんでいくんだろう。


80年代後半にも、アンチ原発のムーヴメントがあった。
チェルノブイリ原発事故の影響だろう。


故 忌野清志郎さんが、反核・反原発ソング
「 Love Me Tender 」「 Summer Time Blues 」を発表した。
この2曲が収められているアルバム『 COVERS 』は、
「素晴らしすぎて出せない」という不思議な理由で一時発売中止となった。


そして、佐野元春も、BARBEE BOYS の いまみちともたか をゲストギターに迎え、
警告どおり 計画どおり」というアンチ原発ソングをリリースした。


曲のテーマは、
1956年、Windscale (英国ウィンズケール)
1979年、Three Mile Island (米国スリーマイル島)
1986年、Chernobyl (旧ソ連チェルノブイリ)
And next? (いつ?だれが?どこで?)
というもの。


まさか、その「次」が Fukushima になるとは誰が想像し得ただろう。
僕はオール電化生活を享受してるから、単純にアンチ原発論者にはなれない。
甘ちゃんと嘲笑されようが、「 No more next 」と希望を込めて祈りたい。