SIDEWALK TALK

警告どおり 計画どおり

Nuclear_power2福島原発の状態は、あいかわらず予断を許さない。
ド素人目から見ても、コントロール不能だということがわかる。
現地で、最前線で、命を賭して作業されている皆さんに、
深い敬意と感謝の念を贈りたい。


この国の人たちは、
困難に直面しても秩序正しく振る舞えるという美徳もあるが、
反面、一方向の世論にむやみやたらと傾斜する悪癖もある。
今後、深慮なしで、この国はアンチ原発の方向にすすんでいくんだろう。


80年代後半にも、アンチ原発のムーヴメントがあった。
チェルノブイリ原発事故の影響だろう。


故 忌野清志郎さんが、反核・反原発ソング
「 Love Me Tender 」「 Summer Time Blues 」を発表した。
この2曲が収められているアルバム『 COVERS 』は、
「素晴らしすぎて出せない」という不思議な理由で一時発売中止となった。


そして、佐野元春も、BARBEE BOYS の いまみちともたか をゲストギターに迎え、
警告どおり 計画どおり」というアンチ原発ソングをリリースした。


曲のテーマは、
1956年、Windscale (英国ウィンズケール)
1979年、Three Mile Island (米国スリーマイル島)
1986年、Chernobyl (旧ソ連チェルノブイリ)
And next? (いつ?だれが?どこで?)
というもの。


まさか、その「次」が Fukushima になるとは誰が想像し得ただろう。
僕はオール電化生活を享受してるから、単純にアンチ原発論者にはなれない。
甘ちゃんと嘲笑されようが、「 No more next 」と希望を込めて祈りたい。

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コメント一覧

ichinisan123
  
  
うわ~、さすがですね。
先ほどたまたま同じ曲を知るにおよび、ブログにアップしていました。
それからぶらりとこちらへ立ち寄らせていただいたら、もうすでに書かれていたのですね。
なんだか、失礼しました。
  
私も、原発がなければ電力は足りないと思っておりましたし、
原発は二酸化炭素排出量は少ないから少しはいいところもあると
思いこんでおりました。原発反対というのも、どこか思想的な熱狂というか
そういう感じのどこか遠くの人がやっていることのように思っていました。
  
が、今回、本を色々と入手して勉強をしているところ
どうもそうでもなさそうだ、というとりあえずの結論に至りました。
電力も、本当に足りないのか、まずは疑ってみてもいいかも、と思っています。
(電力が足りなくて、停電しなくちゃいけないということが)所与のものとされていますが、
本当にそうなの?って。
そうやって調べていくうちに、色々な知りたくなかった事実が出てきます。
労働力、社会構造、テレビ、報道、ジャーナリズム、広告、官僚、原爆後の日本の政治家の思いなど。
電力の問題におさまらない問題の大きさ、根源的なところに行きついてしまいます。
それでも黙ってはいられない魂から、清志郎さんは、
あれらの曲のほかに「原発音頭」(題名?)をつくったのだろうと想像しています。
  
目を見開いてみないといけないと思っています。時間をとって、
両方の言い分を、世界におけるそれも、熟読しなければいけないと考えています。
これを機に、たくさんのふつうの市民である私たちが、「ちょっと考えてみる」のが
命がけでサイトで働かなければいけない運命にあってしまっている人たちのために
できることの大事なひとつではないかと感じています。
mf >> FC 司馬 さん
  
http://www.kiribako.net/
  
九州は原発依存率 50% らしいです。
一見ダメなようにも思えますが、
CO2 削減の観点からみれば、優等生ともいえるわけです。
さらに大分県は、自然エネルギー利用率が日本一らしいです。
これは地熱発電に因るところが大きいとのこと。
クリーンエネルギーは、今んとこ、太陽光が唯一の「希望」でしょうか?
  
僕はそれほど清志郎フリークじゃないからよくわかりませんが、
「 Summer Time Blues 」はともかく、
ファンの間では「 Love Me Tender 」は正確には反原発ソングではないそうです。
  
囚人案も魅力的ですが、
フィットネスとか、自転車とか、いいと思いますよ。マジに!
FC司馬
あの1980年代後半、清志郎の歌詞には「電力は余っ...
あの1980年代後半、清志郎の歌詞には「電力は余ってる」とありましたが
今では賄いきれませんものね
ただ、原子力発電所に依存することなくもっと安全なエネルギー源を探さないといけない時代になっているのかな、と感じています
太陽光発電もその1つなのですが、これは今の技術では普及するには余りに制約が多くて厳しいようです。
囚人たちに自転車を漕がせて自転車発電するなんてどうでしょう?
あまりに原始的すぎますね(笑)
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