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機能美

2014-02-01 08:58:43 | スポーツ
Redbull


唐突だが、F1マシンは美しくなければならない。
以下は素人解釈だが、歴代のF1マシンの美しいフォルムは、
もちろんデザイナーによるところが大きいのだけど、
その本質は機能美にあると僕は独り合点している。


年が改まって、
各チームの新しいシーズンのニューマシンが発表された。
驚いたことに、これがことごとく美しくないのである。
その原因はノーズの形状だ。
毎年変わるレギュレーションに合わせて、
ノーズの形は変化せざるを得ない。
僕らは最初のうちは違和感を覚えながらも、
シーズンが進むにつれ、その変化を進化ととらえ、
速さこそが美しさだと得心してきた。


モータージャーナリストは、
今シーズンのマシンをふたつのタイプに大別している。
ひとつはフェラーリに代表される「カモノハシ」型。
そして、もうひとつはマクラーレンに代表される「アリクイ」型だ。
空気力学や細かいレギュレーションのことはわからないが、
「美しくない」を通りこして、
もはや「不格好」なフォルムになってしまっている。


もちろん FIAはパイロットの安全性を考慮して、
ノーズに関するレギュレーションを変更したんだろう。
デザイナーも厳しい制限の中で、
できるだけ美しいフォルムを追求したんだと思う。
しかし、F1マシンが本来もっているはずの機能美が微塵も感じられない。


今シーズンからターボエンジンが復活する。
シーズンが始まり、ニューマシンの速さを目の当たりにすることによって、
僕らはこの奇妙なノーズに納得することができるのだろうか?


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