きらくなたてものや

楽しむ、楽しい、いえづくり、まちづくり

石場立ての話を少し

2009年05月22日 | 鎌倉ほ邸
この前少し、
石場立ての話が出ました。

石場立てとは、
昔ながらの家に見られる
基礎の構法の一つで、
石の上に柱を載せ、
それを足固めや貫で
固めるという方法です。

え、柱を載っけるだけ?
とお思いの方も
いらっしゃるかもしれませんが、
家の床下の通気を存分に確保し、
足元の手入れがしやすく、
また地震が来た時、
地面からの揺れを吸収してくれるので、
ある意味では理に適った
構法といえます。

しかし今の時代、
法律でこの構法を
全面的に取り入れることは
極めて難しくなりました。

とはいえ私はときに、
この構法を部分的に
取り入れています。

例えば先日の話のように、
収納を宙に持ち上げて、
その下を地窓にしたり、
あるいは玄関で
靴箱を宙に浮かせて
靴箱の下の空間を使えるようにしたり、
いずれも何かを
「宙に浮かせる」場合に使います。

板壁工事始まる

2009年05月21日 | 鎌倉ほ邸
お隣との境の上に、
板塀を立てる工事が
始まりました。

現在鉄の支柱が立っていますが、
これを木で覆い、
それに板を打ち付けていきますので、
あたかも木の柱に支えられた
板塀といった感じになります。

塀の高さが2m近くとなり、
一方で通路幅が狭く、
控え壁を出せないので、
ここは鉄の力を
借りることにしました。


タペストリ

2009年05月18日 | 鎌倉ほ邸
タペストリというと
普通想像するのは、
絵柄の入った
つづれ織りのほうだと思いますが、

ガラスの世界にも、
タペストリ加工というものがあります。

昔の摺りガラスのような風合い。

視線を遮りつつ、
障子のように光を通す
その柔らかい雰囲気が好きで、
建具でも嵌め殺しでもサッシでも、
よく使うガラスです。