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アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺の散歩で出会った動植物の写真を載せています。

イシミカワ(石実皮)の群生

2010-09-29 | 動物

大堀川青葉橋下流天神前ひ管の近くで、イシミカワ(石実皮)の群生を見つけた。
イシミカワの果実は、緑→赤紫→コバルトブルーに変化するので楽しみだ。
タデ科 イヌゴケ属
  撮影2010年9月26日 午後4時半ころ
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  天神前ひ管へ続く大堀川支流の歩道側で群生するイシミカワ

 


  イシミカワ(石実皮)の蕾と果実
萼に淡い縁取りのような色がついて果実を包んでいる。
萼が開いている花は撮れなかった。
今年初見のウマオイが隠れていた。


  あまり人が通らない歩道に向かって勢い良く這い上がってきたイシミカワ(石実皮)の蔓

メモ

・日本全土の河原や道端などに生えるつる性の1年草。
・茎には下向きの刺があり、長さ2m以上になる。
・葉は三角形で葉柄は葉身の基部近くに楯状につく。
・つけ根に皿状の托葉がついて茎を抱く。
・花穂は短く、枝先に丸い皿状の苞葉に乗る形でつく。
・花弁のない花は小さくて目立たないが、果実がブドウの房のようにかたまってつく。
・萼は長さ3mmほどで、深く5裂する。
・果時には萼が藍色の肉質となって果実を包む。
・イシミカワの果実は緑→赤紫→コバルトブルーに変色する。
・花期は7~10月。
参考文献 山渓「日本の野草」


アレチウリ(荒地瓜)とカナムグラ(金葎)のせめぎあい

2010-09-27 | 動物

大堀川青葉橋下流天神前ひ管の近くで、アレチウリ(荒地瓜)とカナムグラ(金葎)のせめぎ合いを見つけた。
アレチウリ ウリ科 アレチウリ属
カナムグラ アサ科 カラハナソウ属
  撮影2010年9月26日 午後4時半ころ
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  アレチウリの雄花と果実及びカナムグラの蕾


  アレチウリの雄花(雄しべ1本、花びら5枚)
アレチウリは雌雄同株で、葉のわきからそれぞれ柄を出してその先にまとまってつく。
今回雌花が撮れなかったので、再挑戦予定。


  カナムグラ(金葎)の群生
カナムグラは雌雄異株で、これは、雄花の群生。

 

 

 


カナムグラ(金葎)メモ

★ カラハナソウ(唐花草)
・アサ科カラハナソウ属の多年草。蔓性で雌雄異株。
・ビールの苦味、香りの原料になるホップは「セイヨウカラハナソウ」で「カラハナソウ」の母種。
★ カナムグラ(金葎)
・以前はクワ科に分類されていたが、今はアサ科。
・和名「鉄葎」は強靭な蔓を鉄に例え、「葎」は草が繁茂して絡み合った様を表す。
・雌雄異株のつる植物。
・葉は5cm~12cm程度の深く切れ込んだ掌状で対生し、鋸歯が多く表面はざらつく。
・茎から葉柄にかけて鋭いとげがあり、木や電柱、ガードレール等に絡みつく。
・花期は8月~10月で、雄株は分枝した花茎を伸ばし、多数の淡緑色の花をつける。
・雄花はがく片5、雄しべ5。
・雌花は株の葉腋から花茎を伸ばし先端に苞に包まれた穂状の花をつける。がくは小形。
・雌花は受粉後に成熟して果実(痩果)となると赤紫色を帯びる。
参考文献 フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」
     全国農村教育協会「形とくらしの雑草図鑑」


カナムグラ(金葎)の雄花 撮影2009年9月10日


アレチウリ(特定外来生物)とアオゲイトウ(青鶏頭)

2010-09-25 | 動物

大堀川駒木橋近くの斜面にアレチウリが目立ってきた。
1週間ほど前にはこの場所は他の野草に隠れてアレチウリは見えなかったが、
やはり芽を出し蔓を延ばしていたようだ
実を結ぶ前に刈り取れば、繁殖もいくらか抑えられるが、斜面の下の方で水面に近い方なので草刈り機も入れ難いのだろう。
ウリ科 アレチウリ属 撮影2010年9月25日
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  アオゲイトウ(青鶏頭)の花は満開
果実は豊作だ
ヒユ科 ヒユ属

 

 

 

 


大堀川遊歩道わきの荒地で確認できた アレチウリ  撮影9月18日



青々とした葉っぱの アオゲイトウ(青鶏頭)  撮影8月11日


ミチヤナギ(道柳)の花が咲き始める

2010-09-24 | 動物

大堀川遊歩道のミチヤナギ(道柳)の花が咲き始めた。
タデ科 ミチヤナギ属
撮影2010年9月7日
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  ミチヤナギ(道柳)の群生
踏まれても踏まれてもすぐ元気を取り戻すミチヤナギ(道柳)
アルちゃんが踏んでも全然関係ないや~

 

 


  ヤナギのような葉の形から命名。
花びらに見えるものは萼で、花びらはない。
紅をさしたように見える蕾が可愛い

 


  アスファルト舗装のしていない大堀川遊歩道では、
いろいろな野草がひしめきあっている。
ミチヤナギ(道柳)は一番踏まれる場所で頑張っている野草だ。

メモ

・一年草。・空き地、畑のまわり、芝地、グランド、道ばたなどに広く生育。
・農道などに帯状に群生。
・茎は下部からよく枝分かれし、丈夫で踏みつけにも強い。
・葉の形がヤナギに似るというので、ミチヤナギ(道柳)としたが、ヤナギの類ではない。
参考文献 全国農村教育協会「かたちとくらしの雑草図鑑」


遊歩道の真ん中に大きな株を作った  ミチヤナギ(道柳) 撮影2008年9月22日


コセンダングサ(小栴檀草)の花が咲き始める

2010-09-23 | 動物

大堀川周辺のコセンダングサ(小栴檀草)の花が咲き始めた。
コセンダングサの花期は長く、12月頃まで、次々と花を形成する。
そう果には2~4本の逆トゲのあるノギがあり、これがひっつき虫となり、
種子を散布し、分布を拡大してきた。
キク科 センダングサ属
撮影2010年9月20日 午前6時ころ
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  荒地で生き生きと咲き始めたコセンダングサ(小栴檀草)
キク科 センダングサ属


  コセンダングサ(小栴檀草)の頭花は筒状花のみ、
たまに、舌状花もある。右側の白い花。

 

 


  コセンダングサ(小栴檀草)の蕾


  荒地の鉄パイプ横で綺麗な葉を繁らせるコセンダングサ(小栴檀草)


大堀川斜面で満開の   コセンダングサ(小栴檀草)  撮影2008年10月10日


大堀川游歩道わきのオオオナモミ(大耳)刈り取られる。マルバルコウソウの花は元気。

2010-09-22 | 動物

大堀川の遊歩道わきの斜面に草刈り機が入った。
撮影2010年9月21日 午前6時ころ
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  アルちゃんも歩きやすくなったよ
ここにはオオオナモミ(大耳)が群生していた。
代表的なひっつき虫である果実が出来る前に刈り取られたので良かった。
左側にはセンニンソウがある


  昨日までの斜面


  センニンソウに少しヒゲらしきものが見えた


  草刈りされない斜面にはマルバルコウソウ(丸葉縷紅草)が元気
熱帯アメリカ原産で江戸時代末期に観賞用として渡来。
現在は野生化している。縷とは糸のこと。
ルコウソウ(縷紅草)の葉は深裂し、裂片が細長く糸状であることが由来。
ヒルガオ科 ルコウソウ(サツマイモ)属

 

 


  斜面の上のエノコログサとの競演


昨年テニスコート横で咲いていた   マルバルコウソウ  
撮影2009年9月4日


ヌルデの木に多数の蕾

2010-09-21 | 動物

青葉橋近くの大堀川斜面に、ヌルデ(白膠木)の木に遠めにも美しい沢山の蕾。大堀川斜面には、他にも多数ヌルデの木があるが、今年の猛暑のために葉やけもひどく、一見枯れたように見える木もある。この木だけは例外のように見事だ。
ウルシ科 ウルシ属
別名「フシノキ・カチノキ(カツノキ)」
撮影2010年9月19日 午前6時ころ
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  朝日に照らされたヌルデの木

 

 

 


  何かの卵を思わせるヌルデの蕾


  まだ小さな青みの残るヌルデの蕾


メモ

・落葉の小高木。
・伐採などの撹乱跡地にいち早く生育する代表的な先駆樹種。
・ヌルデの葉は8~13枚の小葉からなる複葉で、葉軸に翼があるのが特徴。
・ヌルデの葉にはヌルデシロアブラムシが寄生し虫こぶ(虫嬰)を作ることがある。
・ヌルデは雌雄異株。
・ヌルデの花序は茎の先に枝分かれした総状花序。花は数mm程度で5つの花弁がある。
・雌花には中心に3つに分かれた柱頭を持つ雌しべがある。
・雄花は5本の雄しべがあり、花弁は反り返る。
・秋には直径5-8mmほどの扁平な球形をした果実をつける。
・果実の表面にあらわれる白い粉のようなものはリンゴ酸カルシウムの結晶であり、熟した果実を口に含むと塩味が感じられる。
参考文献 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


大堀川防災調整池で出会ったヌルデ  すでに蕾ができていた。
撮影2010年7月24日


アレチウリ(特定外来生物)が成長し始めた

2010-09-20 | 動物

大堀川の遊歩道わきの荒地に、アレチウリ(荒れ地瓜)がツルを延ばして、成長を始めた。現在のところ大堀川(新駒木橋~青葉橋)の斜面には見えない。数年前には駒木橋あたりに群生がみられた。その後、種が出来る前に草刈りが実施されたので、アレチウリの繁殖が抑えられたようだ。今年確認した場所は、アレチウリの他に、ヨウシュヤマゴボウ・オオブタクサ・イシミカワなどが群生している。
ウリ科 アレチウリ属
撮影2010年9月18日午前7時ころ
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  触れるものなら、何にでも巻きついて、上へ上へとツルを延ばすアレチウリ


  野草の間からも良く目立つアレチウリ


  昆虫には魅力的なアレチウリの花


  ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)
ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属の多年草。別名「アメリカヤマゴボウ」
北米原産の帰化植物で明治時代初期以降、日本各地で雑草化している。
この荒地でも、よりどりみどりのヨウシュヤマゴボウが見られた。

 


  たくさんの野草と競争


メモ

・1952年に静岡県で見つかったのが初めてで、それから急速に広まった。
・実はウリらしくなくとげ状の長い毛でからみあって数個が一塊になっている。
・生育地は荒地、河原・分布 北アメリカ原産で本州、九州に帰化。
・花期 7月~9月。
・花色 黄白色 雌花はやや緑色をおびる。
・花の付き方 雌雄同株、葉のわきから出る、雌雄別々の柄の先にまとまって付く。
・雄花のオシベは1本、雌花は雄花より小さい。
・花びら 5枚。
・花の大きさ 1cm 。
・葉の形 掌状に3~7列、列片は3角形。
・葉のつき方 互生。

※「アレチウリ」は、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」により、平成18年2月から、
生態系等に被害を及ぼす「特定外来生物」としての適用を受けることになった。
結果、その飼養、栽培、保管、運搬、輸入等について規制を行うとともに、
必要に応じて国や自治体が野外等の外来生物の防除を行う。
参考サイト フリー百科事典ウイキペディア


  数年前の大堀川のアレチウリ群生  撮影2007年10月19日


箱根湿生花園の花 その7 ヤマトリカブト・ジャコウソウ・ナツエビネ・キレンゲショウマ・ヤマノトトギス等

2010-09-19 | 動物

箱根湿生花園で8月~9月にかけて咲く花を撮りに行った。何回かに分けてアップ。
その7 ヤマトリカブト・ジャコウソウ・ナツエビネ・キレンゲショウマ・ヤマホトトギスなど
撮影2010年9月7日
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  ヤマトリカブト(山鳥兜)
キンポウゲ科 トリカブト属
花期は9月中旬~10月下旬。本州(東北~中部)の低地から山地の林縁や林内に生える多年草。草全体に毒があるが、特に根の部分に強い毒がある。毒の強さは植物成分としては最強、天然物ではフグ毒に次ぐと言われている。でも、触ったぐらいでは大丈夫。食べなければ危険はない。
キク科

 


  ジャコウソウ(麝香草)
シソ科 ジャコウソウ属
花期は8月上旬~8月下旬。北海道~九州の山地の谷間に生える多年草。茎をゆすると良い香りがすることから命名。

 

 

 


  ナツエビネ(夏海老根)
ラン科 エビネ属
本州~九州の山地のやや湿った林に生える多年草。夏に咲くからナツエビネ。

 

 


  キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)
ユキノシタ科 キレンゲショウマ属
花期は8月中旬~9月中旬。本州(奈良県)、四国、九州の山地の林に生える多年草。名前は黄花を開くレンゲショウマに似た植物。

 

 

 


  ヤマホトトギス(山杜鵑)
ユリ科 ホトトギス属
花期は8月中旬~8月下旬。北海道(西南部)、本州(東北以南)、四国、九州の山地の林下や林縁などの日当たりの弱いところに自生する多年草。

 

 


箱根町立箱根湿生花園


箱根湿生花園の花 その6 オグルマ・ヤマハハコ・エゾリンドウ・ウド・サクラタデ等

2010-09-18 | 動物

箱根湿生花園で8月~9月にかけて咲く花を撮りに行った。何回かに分けてアップ。
その6 オグルマ・ヤマハハコ・エゾリンドウ・ウド・サクラタデなど
撮影2010年9月7日
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  オグルマ(小車)
キク科 オグルマ属
花期8月上旬~9月中旬。北海道~南西諸島の低地や湿地に生える多年草。黄色の花を小さな車輪に見立てた名。カセンソウ(歌仙草)の花に良く似ているが、これは葉が草質でやわらかいのが特徴。
今回のオグルマは、花の盛りが過ぎていたようだ。

 

 


  ヤマハハコ(山母子)
キク科 ヤマハハコ属
花期は7月上旬~8月下旬。北海道、九州(中部以北)の山地の草地うあ崩壊地に生える多年草。名前はハハコグサに似て、山地に生えることから。ハハコグサと異なり花は白。白い花弁のように見えるのは総苞片と呼ばれ葉が変化したもの。

 

 


  エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
リンドウ科 リンドウ属
花期7月下旬~9月下旬。北海道、本州(近畿北部以東)の湿地に生える多年草。花は茎の先端と葉腋につき、栄養がよければ数段につく。花冠の長さは4~5cm、日がさすと花が開き、リンドウよりも淡い青紫色の花を咲かせる。

 


  ウド(独活)
ウコギ科 タラノキ属
花期は8月下旬~9月下旬。北海道~九州の山林に生える多年草。高さは約2~3mに成長し、「ウドの大木」という慣用句もあるが木ではない。


  サクラタデ(桜蓼)
タデ科 タデ属
花期は8月下旬~9月下旬。本州~南西諸島の低地の湿地に生える多年草。雌雄異株。雄花は雄しべが長く、花びらより長いのが特徴。タデ科の植物はどれも花が小さい。その中でもサクラタデは大きいほうで、花径3~5ミリ。
この花は雌花のようだ。

 

 

 


箱根町立箱根湿生花園


箱根湿生花園の花 その5 アサマフウロ・ハマナスの実・サワギキョウ・コオホネ等

2010-09-17 | 動物

箱根湿生花園で8月~9月にかけて咲く花を撮りに行った。何回かに分けてアップ。
その5 アサマフウロ・ハナマスの実・サワギキョウ・コオホネなど
撮影2010年9月7日
いずれも画像クリックで拡大します


  アサマフウロ(浅間風露)
フウロソウ科 フウロソウ属
花期は7月~8月。本州中部特に長野県に多く分布している多年草で、浅間山の高原に多く自生することから命名。フウロソウ属の仲間では最も大きな5弁の花をつける。花弁は濃い赤紫色で内側に花弁よりかなり濃い赤紫色の筋模様が入る。

 


  アサマフウロの果実が出来始めた


  群生


  ハマナス(浜茄子)の実
バラ科 バラ属
花は5月~8月に開花し、8月~10月に結実する。落葉かん木。「ハマナス」の名は、浜(海岸の砂地)に生え、果実がナシに似た形をしていることから「ハマナシ」それが訛った。ナス(茄子)に由来するものではない。

 

 


  サワギキョウ(沢桔梗)
キキョウ科 ミゾカクシ属
花期は7月中旬~9月下旬。北海道~九州の山地の湿地や池沼に生える多年草。

 

 

 


サワギキョウはキキョウなどと同じく「雄しべ先熟」
詳しい解説は  石川の植物「サワギキョウ」


  コオホネ(河骨)
スイレン科 コオホネ属
花期は5月下旬~10月下旬。北海道(西部)~九州の河沼に生える多年草。水中にある太い根茎が白くゴツゴツしていて白骨のようなので「河骨」。
花のように見えるのは萼片で、内部に多数の花弁と雄しべがある。


  コオホネ(河骨)の池

 


  出番を待つコオホネ(河骨)の蕾


  コオホネの葉の柄に小さなトンボのカップル


箱根町立箱根湿生花園


箱根湿生花園の花 その4 マツムシソウ・コマツナギ・ツリフネソウ・キンミズヒキ等

2010-09-16 | 動物

箱根湿生花園で8月~9月にかけて咲く花を撮りに行った。数回に分けてアップ。
その4 マツムシソウ・コマツナギ・ツリフネソウ・キンミズヒキなど
撮影2010年9月7日
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  マツムシソウ(松虫草)
マツムシソウ科 マツムシソウ属
花期は8月下旬~10月中旬。北海道~九州の山地や崩壊地に生える多年草。花は長い柄の先端に形成され、多くの花が集まった頭状花を形成する。五弁に分かれた飾り花が周りを取り囲み、中に四弁の小花が沢山集まっている。


  マツムシソウと吸蜜をするセセリと花後の実


  マツムシソウの株


  コマツナギ(駒繋ぎ)
マメ科 コナツナギ属
花期は7月中旬~8月中旬。本州(中部以西)、九州の草原・路傍などに生える落葉潅木。茎が丈夫なので、馬が繋げるという意味から命名。

 


  ツリフネソウ(釣舩草)
ツリフネソウ科 ツリフネソウ属
花期は8月下旬~10月上旬。北海道~九州の湿地に生える一年草。名前は、垂れ下がった花の形が舟を吊り下げたようだから。ホウセンカと同じ仲間。

 

 


  ツリフネソウの花の構造はわかりにくい。
萼は後ろに伸びた距をもつものが一つと、その上に見える2枚の計3枚。花びらは距の前に出ている1枚と、下側左右に1枚づつの合計3枚。花の内部には濃紫色の突起が多数ある。柱頭を合着した雄しべが包んでいる。

 

 


  キンミズヒキ(金水引)
バラ科 キンミズヒキ属
花期は8月上旬~9月上旬。北海道~南西諸島の草地や路傍に生える多年草。花の直径は6~11mmと小さい。果実は上縁に長さ3mm程度のトゲがたくさんできるので、これもひっつき虫の一つ。

 

 


箱根町立箱根湿生花園


箱根湿生花園の花 その3 フシグロセンノウ・レンゲショウマ・ワレモコウ・タムラソウ・オミナエシ等

2010-09-15 | 動物

箱根湿生花園で8月~9月にかけて咲く花を撮りに行った。何回かに分けてアップ。
その3 フシグロセンノウ・レンゲショウマ・ワレモコウ・タムラソウ・オミナエシなど
撮影2010年9月7日
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  フシグロセンノウ(節黒仙翁)
ナデシコ科 センノウ属
花は7月中旬~8月下旬に咲くオレンジ色の五弁花。本州~九州の低地から山地の林縁や疎林に生える多年草。京都・仙翁寺に咲いていたセンノウの仲間で、葉のついた節のとことが黒いことから命名。

 


  レンゲショウマ(蓮華升麻)
キンポウゲ科 レンゲショウマ属
花は7月下旬~8月上旬に咲く。本州(中部)の山地のやや湿った林に生える多年草。花が下から見上げて「ハス」に葉がサラシナショウマに似ていることから命名。

 


  ワレモコウ(吾亦紅・割木瓜)
バラ科 ワレモコウ属
花期は8月上旬~10月下旬。北海道・本州・九州の草原に咲く多年草。名前の由来や諸説あるようだが、「わたしも赤い花ですよ」という説や花が木瓜模様を割った形に見える等々。

  右端のオミナエシと競演


  ミソハギと競演


  丸いダンゴ状の花がいっぱい


  ワレモコウの花穂は小さな花の集まりで、小さなピンクの花を上の方から咲き出す。花弁が無く、赤くみえるのは萼。


  タムラソウ(玉群草・田村草)
キク科 タクラソウ属
花期は8月中旬~10月上旬。本州・四国・九州に分布し、山の草地に生える多年草。アザミに似ているがトゲがない。

 

 


  オミナエシ(女郎花)
オミナエシ科 オミナエシ属
北海道~沖縄の草原に咲く多年草。花期は7月下旬~10月上旬。名前の由来は花がアワ飯のように黄色くつぶつぶしていることから「おみな飯」転じてオミナエシ。もち米で炊くご飯(おこわ)を男飯といったのに対し、栗ご飯を女飯と言ったことに因む。漢字で女郎花と書くようになったのは平安時代の半ばからと言われる。


  タムラソウとの競演


箱根町立箱根湿生花園


箱根湿生花園の花 その2 サワヒヨドリ・タチフウロ・ホテイアオイ・ホソバシュロソウ・ツチアケビ果実等

2010-09-14 | 動物

箱根湿生花園で8月~9月にかけて咲く花を撮りに行った。何回かに分けてアップ。
その2 サワヒヨドリ・タチフウロ・ホテイアオイ・ホソバシュロソウ・ツチアケビ果実など
撮影2010年9月7日
画像クリックで拡大します


  サワヒヨドリ(沢火寄取・沢鵯)
キク科 ヒヨドリバナ属
日本全国、東南アジアに生育する多年草。草原や湿地に生育する。
ヒヨドリバナに比べて全体に小型で花の色が暗紅紫色を帯びる点、葉の形が小型で鋸歯が鈍い点などで区別。しかし、鋸歯が明瞭なものや葉の先端が尖っているなど中間型も多い。ヒヨドリバナは草丈が高くススキ草原に適応した種で、サワヒヨドリは湿原の周辺の草丈があまり高くならない場所で強い日照の元に生育するように適応している。

 


  タチフウロ(立風露)
フウロソウ科 フウロソウ属
本州・九州の山地の草原に生える多年草。茎が長く立つ風露なので「立風露」

 


  ホテイアオイ(布袋葵)
ミズアオイ科 ホテイアオイ属
ミズアオイ(水葵)を撮るつもりでいたが、良く見るとどうもホテイアオイのようだ。ホテイアオイは世界中で「青い悪魔」と呼ばれ恐れられている水草。花は青紫で花びら6枚、上に向いた花びらが幅広く、真ん中に黄色の斑紋があり周りに紫の模様が囲んでいる。花が咲き終わると花茎は曲がり先端を水中につっ込む形となり果実は水中で成長する。
参考サイト  ホテイアオイ  フリー百科事典ウイキペディアより

 


  ホソバシュロソウ(細葉棕櫚草)
ユリ科 シュロソウ属
本州(関東以西)~九州の林に生える多年草。名前の由来は根元に古い葉の黒い繊維(葉鞘)が重なって残りシュロ(棕櫚)の毛に似ているから。これに葉の特徴であるホソバを付けた。花径約1cmの暗褐色の地味な花。

 


  ツチアケビ(土開実・土通草)果実
ラン科 ツチアケビ属
花は6月下旬~7月上旬、北海道~九州の山地の林に生える腐生植物多年草。丈が高くなり大きな真っ赤な果実がつくので、人目を引く植物。日本固有種。
参考サイト  ツチアケビ  フリー百科事典ウイキペディアより

 


箱根町立箱根湿生花園


箱根湿生花園の花 その1 カクトラノオ・ポンテデリア・アミメヘイシソウ・ネバリノギク等

2010-09-13 | 動物

箱根湿生花園で8月~9月にかけて咲く花を撮りに行った。
何回かに分けてアップする予定。
その1 カクトラノオ・ポンテデリア・アミメヘイシソウ・ネバリノギクなど
撮影2010年9月7日
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  カクトラノオ(ハナトラノオ)
シソ科 ハナトラノオ属
高さ60~120cm程になる多年草。地下茎で増える。茎の断面が四角い。

 


  ポンテデリア(アメリカ水葵)
ミズアオイ科 ポンテデリア属
北米原産で池や川の浅瀬に生える多年草。日本のミズアオイは一年草。

 

 

 


  アミメヘイシソウ(網目瓶子草)
サラセニア科
北アメリカ東部原産の多年草食虫植物
名前の由来は、葉の部分が袋(筒状)になっていて
ここを酒器の瓶子(へいし)に見立てた。
袋の内側には下向きの毛が生えていて、
虫を下へと落とし、落ちた虫は中にたまった液体に溺れる。
花は赤い

 

 


  ネバリノギク(粘り野菊)
キク科 シオン属
北アメリカ原産の帰化植物。
原野・空き地・道ばたなどに生え、茎の高さが30~70cmになる。
和名は茎、総苞などに腺毛があって、触ると粘ることに由来。

 


  あちこちで写生をする人たちを見かけた


箱根町立箱根湿生花園