有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

海鳥を見に(1)

2024年09月12日 | 混在
鳥友さんがアジサシ(鰺刺)を撮りに行くと言うので同行させてもらいました。
海には殆ど行かないのでアジサシを見た事が無いので楽しみ。(^^)
ワクワクしながら海辺に、ところがどこにも鳥の姿は有りません。
快晴の空にも、ベタ凪の海にも、鳥どころか彼方に鳥らしき点さえも見えず。
唯一立て干し網の支柱に見えてたのがこれ、多分ウミネコ(海猫)ではないかと。

どこかに居ないかと海沿いに移動するも、ウミネコばかりで他の鳥は全く見えず。
やむなく道路脇に咲いてた花を。(^^;)
エンジュ(槐)、マメ科クララ属の落葉高木で中国原産。
良く似たハリエンジュ(針槐)はハリエンジュ属で北米原産で枝に棘が有ります。
花は総状花序で花期は5~6月。
エンジュに棘は無く、花は円錐花序で花期は7~8月。

浜辺に咲いてたのでハマカンゾウ(浜萱草)だと思います、ノカンゾウ(野萱草)との区別が?
ノカンゾウの花期は7~8月、ハマカンゾウは8~10月と言う事で

海岸の急斜面に群生が見られました。

ツルボラン科ワスレグサ属の多年草で関東以西~九州の海岸に分布。
一花だけを海面を入れて。(近寄れないので手前の草が取り除けませんでした)

キョウチクトウ(夾竹桃)、キョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木でインド原産。 

花、葉、枝、果実、全てが有毒で、周辺の土壌や生木を焼いた煙までも有毒。(>_<) 

海岸沿いに走っていると海辺の松の木から鳥が崖下に飛ぶのが見えました。
何だろうと車を停め下を覗いてびっくり、なんとアオバト(緑鳩)ではありませんか。(◎₀◎;)

ハト科アオバト属、全長33cm、翼開長55cm、全国に分布、本州では留鳥。

普段は山中に棲んでますが、ミネラルを摂りに海岸に海水を飲みに来ます。


一度撮った事が有りますが暗くて酷い画像でした、こんなにハッキリ撮ったのは初めてです。  

短いですが動画も撮れました。(話し声が入ったので音は消して有ります)
残念ながら1羽だけだったのと、直ぐに飛んで行ってしまいました。


移動中に電柱にとまるミサゴ(鶚)を見付けます。 

タカ目ミサゴ科ミサゴ属、全長♂55cm、♀64cm、翼開長155~175cm、本州では留鳥。 

実はこの電柱の下は養魚場のようで、ここに居れば餌に困らない。(^^)
飛び出しを狙って構えたまま待ったのですが、直ぐに暑くて耐えられなくなりました。

消波ブロックに猛禽、望遠で見てみたらトビ(鳶)でした。 

青い花が咲いてたので堤防越しに撮ってみました。
海には殆ど来ないので海辺の花はさっぱり分からず、後で調べたらハマゴウ(浜栲)と判明。
シソ科ハマゴウ属の落葉小低木で本州~沖縄に分布、初見初撮りでした。
堤防を越えて撮りに行くべきでしたが、とにかく暑くて外に出たくなくて。(^^;)

堤防越しに一面に草や低木に絡み付く黄色の繊維質のようなものが見えます。
破れた漁網が捨てられてる?と証拠写真を撮ったつもりだったのですが。
漁網ではなく大量のネナシカズラ(根無蔓)、植物とは思えない程一面に広がってました。

ヒルガオ科ネナシカズラ属の蔓性1年草寄生植物で全国に分布。
最初根が有りますが、他の植物から栄養補給できるようになると根が無くなるのが名の由来。
類似種にハマネナシグサ、アメリカネナシグサが有りますが↑の画像では判別できず。
結局アジサシは一羽も見る事が出来ませんでした。(T_T)

(2)へ続く・・・。 
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