2024年3月16日 土曜日
2時間しか寝ていないのだが、早朝に目が覚めてしまった
今年は山野草の開花が早いので、ニリンソウが咲いていないかと出かけてみた
ところで、学会では新属新種の発見で大騒ぎになっていますが、なんだか解せない
発見者のアマチュア愛好家の方にはほとんど触れられず、学者グループの皆様による発見であるような印象なのだ
たしかに、新種の同定には、労力と時間、お金を費やし苦労の連続であったと思われるのだが、そもそも発見されなければなにも始まらないのだ
このような報じられ方をみると、アマチュア愛好家の私としても切なくなってしまいます
とある専門家の方がおっしゃっていましたが、学者の中には手柄を独り占めにして、協力者に対する謝辞もない先生がおられるそうです
さてさて、登山口の道路脇の広い路肩に駐車して車を出てみると・・・
道端のガードレールの下にアズマイチゲが咲いているぞ!
こんなところでアズマイチゲに出くわすなんてビックリ(*^▽^*)
ガードレールの外側にもいくつか自生している
よく見ると、ニリンソウやサイハイランも生えているじゃないか
いいところだね
坂道の脇の土手にたんぽぽの花が咲いている
アイノコセイヨウタンポポ
おそらく、セイヨウ×カンサイ
ひょっとするとクオーターかもしれない
セイヨウタンポポは、アポミクトで花粉は不稔だと思っていたが、稔性を有する花粉も含み、カンサイタンポポは受精できる
セイヨウタンポポは3倍体で、正常な減数分裂ができないのになぜ? という素人の素朴な疑問をもっていた
調べてみると、3倍体のセイヨウタンポポ(2n=3x=24)が8本の染色体を含む花粉を形成し、土着の2倍体タンポポ属植物の遺伝子プールを攪乱するとの記述があった
どうしてこのような事が起こるのかは、素人にはわかりかねるものである
ちなみに、たんぽぽの場合は、4倍体以上の偶数倍数体であってもアポミクシスで種子生産を行う
また、海外には2倍体のセイヨウタンポポもあるようだ
タネツケバナとムラサキケマン
ここでも雄蕊が8本のヤマネコノメソウは見つからず
九州のヤマネコノメソウは本州のものと、遺伝的に少し離れているのでは?
土手のアズマイチゲの花は、あまり開いていないなぁ
人工林を登る
明るい林床にはアマナ
今日は気温が高いせいか、日の当たらない登山道のアズマイチゲも花が開いている
虫が訪花していた
キツネさんの群生地
ニリンソウとキツネノカミソリが群生
ニリンソウは蕾さえつけていない
まだ早すぎたか(≧▽≦)
この季節はツクシショウジョウバカマが多いね
山の上のほうまで花が見られた
ここにもキツネさんがいっぱい
シロバナネコノメソウ
アオイスミレ
葉っぱばかりで、花がほとんど咲いていないアマズイチゲの自生地もある
山頂でくつろいで下山しました
ところで、先日木の下に生えている色の濃いユキワリイチゲの自生地で、株を引き抜いている人をみました
結局根が切れてしまったので、持ち帰らずにその場に捨てていました
このような行為に対して森林窃盗罪だと警察に訴えても、相手にしてくれないでしょう
盗掘者への対応は、自生地の場所を記事に載せない、人に話さないという事しかないでしょうね
よって、この山の場所が知られないよう、山頂からの展望などは記事に掲載しません
この山を知っている人も情報を拡散しないようにした方が賢明だと思いますよ
それではさようなら(=゚ω゚)ノ