TSUTAYAに行った。何かのヒントを探しに、洋楽コーナーへ。頭文字「s」の歌手の場所で、懐かしいCDを見つけ、ふと立ち止まった。
洋楽を劇の中で用いたのは、これまでに二度しかない。たぶん。覚えてる限りでは。
そのうちの一つが、sweetboxの『Read My Mind』。
舞台は「学習塾の中」。昔の幼なじみ同士が、同じ大学の同じ学科の後期試験を受験することに…。その試験科目は、「討論」…。
意見を的確に論理立てて述べるのが討論。でも、本当に思っていることを言うと、そこですべてが崩れてしまう。大学進学の夢と、友情。
お互いが思っていることを簡単に理解できたなら、的確に論理立てて物事を述べる必要もない。「友情」を訴える、稚拙で言葉にならない叫びは、むなしく意味もなく消えていく。
この舞台が終わってから約二年が過ぎた。でも、その後も、何度も車の中でこの曲を聴いた。聴くたびに、感じること、思うこと…、とても多い。
今日、幾人かの役者が引退した。私生活では自分の思いをやたらとぶつけることはないけれど、舞台上では自分の思いを、時には「役」という存在に頼りながら、精一杯発散していた。味のある役者だった。みんな。
思いを言葉にすることは難しい。心を読める人間になり、ものを言わずとも人に「悟らせる」ような策を考える人間になったとしても、最終的にはそんな人は「不器用な人間」に属してしまうんだろう。でも。頭でっかちでクヨクヨする人間が不器用なら、「器用」って何なんだろうと考えてしまう。
さて、そろそろ次の台本を考えなくてはいけない。八月中に2つ。
寝ようにも緊張で眠れそうにない。
こういうのを不器用っていうんだな。
洋楽を劇の中で用いたのは、これまでに二度しかない。たぶん。覚えてる限りでは。
そのうちの一つが、sweetboxの『Read My Mind』。
舞台は「学習塾の中」。昔の幼なじみ同士が、同じ大学の同じ学科の後期試験を受験することに…。その試験科目は、「討論」…。
意見を的確に論理立てて述べるのが討論。でも、本当に思っていることを言うと、そこですべてが崩れてしまう。大学進学の夢と、友情。
お互いが思っていることを簡単に理解できたなら、的確に論理立てて物事を述べる必要もない。「友情」を訴える、稚拙で言葉にならない叫びは、むなしく意味もなく消えていく。
この舞台が終わってから約二年が過ぎた。でも、その後も、何度も車の中でこの曲を聴いた。聴くたびに、感じること、思うこと…、とても多い。
今日、幾人かの役者が引退した。私生活では自分の思いをやたらとぶつけることはないけれど、舞台上では自分の思いを、時には「役」という存在に頼りながら、精一杯発散していた。味のある役者だった。みんな。
思いを言葉にすることは難しい。心を読める人間になり、ものを言わずとも人に「悟らせる」ような策を考える人間になったとしても、最終的にはそんな人は「不器用な人間」に属してしまうんだろう。でも。頭でっかちでクヨクヨする人間が不器用なら、「器用」って何なんだろうと考えてしまう。
さて、そろそろ次の台本を考えなくてはいけない。八月中に2つ。
寝ようにも緊張で眠れそうにない。
こういうのを不器用っていうんだな。