きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

着付け学ぶ美容師さんが増えています。

2018-04-02 19:21:14 | 美容と着付け

和装花嫁から振袖まで、プロの着付けを…
ここ5,6年前から、着付けを学びたいという美容師さんが増えています。
「振袖の着付け技術を手にしたい」(振袖専科)「七五三から留袖まで全て出来るようになりたい」(プロコース)「和装花嫁を覚えたい」(花嫁専科)などさまざまです。

髪結いが登場する江戸後期
日本の歴史で、髪結いさん(男・女)が登場するのは、江戸時代の1700年代後期です。
それまで、自分の髪は自分で結っていましたが、豪華な髪形が流行すると、自分で結うことが出来ないために、髪結いが歴史の中で登場することになります。
お店で営業する髪結いや、流しの髪結いなどスタイルはさまざまでした。

戦後登場する「きつけ教室」
その当時のきものの着付けは、全て自分で着れる時代でしたから、きつけ教室などが登場するのは、戦後の1947年の京都が始まりでした。
第二次世界大戦で、きものを着れる女性が少なくなってしまったからです
「自分できものを着れるようになりたい」という方に教えることが、「きつけ教室」の果たす分野だったと思われます。
戦後の時代は、女性のおしゃれを演出する美容師さんが、髪や化粧とセットで、冠婚葬祭の衣裳(花嫁、振袖、留袖…etc)の着付けを担当するのが当たり前。
ですから、「花嫁や成人式の着付けは美容師がするもの」と思われていた時代が先ごろまであったわけです。



置き忘れていかれた和の美容師の世界。
美容師の世界が変わったのは、カリスマ美容師の登場からではないかと思われます。
ある時期から、美容師の団体自らも、和装の世界からカットの世界への舵を切っていきます。
美容師のお免除を取って、お店は開けるが、誕生しても「激しい競争の世界」に直面してしまいます。
和装の着付けは、そうした中で時代遅れとまで揶揄され、置き忘れていかれます。
この空白を商機にしたのは、「貸衣装」の皆さんでした。以来急成長していきます。
今年の成人式における「はれの日」事件は許されないことですが、業界の急激な肥大化と、一部の拝金主義、競争の歪かもしれません。

和の文化に気付き始めた若い美容師集団
こうした中で、美容室を経営する美容師さんの中から、本格的に着付けを身に付けたいという美容師さんが増えてきています。
営業を始めて、地域の皆さまとの信用が出来ると、当然出てくるお客様からの声でした。
「先生に着付けをしてほしい」、「娘の結婚式の衣裳の着付けを全部お任せしたい」、「この子の七五三の着付けをお願いできませんか」などの要望が出てきたのです。
花嫁衣裳のご依頼を受けてから「きつけ塾いちき」にお越しになり、半年間で特訓するなど当たり前
沖永良部の美容師さんは、一週間泊まりこみで、毎日、朝・昼・晩の三講座、後半では、朝・昼・夕方・夜の四講座。教えるほうも、学ぶほうも必死。
人間は、いざとなると覚えるものですね。
現在も、5月末の結婚式を控えて、花嫁着付けの特訓に入っている美容師さんを抱えています。
人生最高の寿ぎの式典。万が一などありえない着付け。たいへんな責任です。

学び始めて三年目/お客様のための着付けを目指して
鹿児島市の中心部で美容室を経営する岩下さんは、「きつけ塾いちき」で学び始めて三年目。
お母さまもプロの美容師さんです。
今年に入り、「きつけ塾いちき」で本格的に取り組まれる姿勢が、プロの着付師になってこられました。
身に付けることはこれからもたくさんあります。
お客様のための技術であることや、着付けの楽しさが分かってくると、技術は上がってきます。

本来美容師が持っていた、「美容と着付の二刀流」を身に付けて、がんばりましょう。 

福岡、舞踊 振袖の着付け、柳結び 股旅 浅草講座 浅草西


 




     
      
   


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